メキシコ買い付けジャーナル’16 【3/25 パツクアロ】
久々の快眠。個室はサイコーっす。
パツクアロのセントロにはコンビニが2軒ほど。
この少なさは国内の観光客も多いのに珍しい。
この街には2010年に一度来ているのですが、死者の日だったので 墓地が有名なハニッツァオ島に行く為、宿泊しただけでした。
丘の上の寺院の周辺に、屋台がたくさん出ているということで 行ってみましたが
どこも開店前。
ラ・サルー寺院。教会や礼拝堂は開いていました。
いたって普通の内装です。
昨夜は夕食を抜いたので、空腹を満たすべく歩きます。
パン売りを発見!
しかし、どこか開いてる店があるだろうと探索を続けます。
大きなセマナサンタの祭壇。祀られているのは、この街の聖母ラ・サルーさんだそうです。
とぼとぼ歩いていると、外れの公園でインディヘナのおばちゃんが
タマレスだと思ったら、なんと蒸しパン! しかし素朴なお味で、コーヒーとともに満たされました。
宿に戻り、シャワーを浴びてチェックアウト。 ネットカフェで少し仕事を済ませ、お目当ての民芸品博物館へ。
入り口には、ミチョアカン州の宣教師「ヴァスコ・デ・キロガ」神父
彼がこの地域の先住民「プレペチャ族」のものつくりの技法を使い、工芸品や民芸品を普及させ
仕事を与えたということで、やたら尊敬されているお方。
そのプレペチャ族のピラミッドを壊して建てられた建築内に博物館はあり、
館内は、ミチョアカン州各地域の代表的な民芸品と、生活様式が展示説明されています。
パタンバンという村が発祥の焼き物。表面に緑の釉薬で絵柄を出しているのが特徴。
真近で見ると、土の色と緑釉のコンストラストがガラスのようで美しい。
そしてサン・ホセ・デ・ガルシアという村は
パイナップルの陶器も有名で、コチラもグリーンの釉で色がつけられています。
改めて見ても可愛いです。たくさん売られていたので仕入れてもよかったのかな?
こちらはハリスコ州に近い、オクミチョで作られた古い陶人形。
プリミティヴでかなり良いです。
後にカラフルに彩色された悪魔人形になったらしいです。
その昔、故水木しげる先生が大量に購入されたのが、この州のマスク。
大きなディアブロの仮面。凄い技術です。
素材はヒカラ(ひょうたん)で光沢が押さえられています。
アジアっぽい絵柄が多い。
カーニバルの衣装。頭に切り絵のパペルをたくさん装着した宴会ノリ。
こちらは男性の衣装。 家にあるハギレ生地で、作ったような気がしないでもありません。
などなど、この州だけなので展示は多く有りませんが、かなり勉強になりました。
博物館の前に何点かアンティークショップや高級民芸品店もあります。
このような木製人形もそんなに高くないのですが、
なんせ大きいので、抱えては移動できず…..
もうトラックチャーターして、買い付けをせねばならないレベルになりました。
街の西方面へ。 セマナサンタのパレード?キリスト受難の行進の道は、綺麗に白砂が敷き詰められています。
このグアダルーペ教会から行進は始まるみたい。午後1時からというのをチェック。
生トウモロコシの大群。
見た目かなり美味しそうですが、味はまあまあ。
と長くなってきたので次回に続きます!
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