メキシコ買い付けジャーナル’16 【10/8 オアハカ テハラパン&アラソラ】

昨夜失神したように眠り、起きれば早朝6:30。

買い付けた物のパッキングと、チェックアウト準備。

荷物を宿に預けて、仕入れに出かけます。

先月(9月)にソカロを占拠していた教職員組合と機動隊の衝突があり、

デモ隊の6名が命を落とすという事件があり大変だったようですが、

ほぼ収束して安心しています。

ソカロに入れない抗議デモ隊は周辺でテント生活。

孤独なテントも。

もう10年もオアハカのソカロは占拠と排除が繰り返されています。

発端の理由の詳しくは☞コチラの記事

朝食はアバストス市場の屋台でケサディージャ。

乗り合いタクシーに乗り込み、

向かった先は、木彫り人形=ウッドカービングを一族で生産している

ラ・ウニオン・テハラパン村。

昨年に引き続き、通算4回目の訪問になります。

☞前回の訪問ブログ

1年前と違うのは、大きな舗装道路が出来ていて村民は便利になったみたい。

そのため前回まで参考にしていた地図が当てにならなくなり、かなり不便でした。

沼のような道を歩き

こんなトウモロコシ畑も歩き

まず辿り着いたのはフランシスコ・サンチアゴさんのお宅。

この村でウッドカービングを作り始めた兄弟の中で一番のご高齢。

現在でも製作は続けているようですが、作品は以前よりかなり少なくなっていました。

その下の弟であるマルティンさん、キリーノさんのお宅を訪ねるも皆んな留守??

マルティンさんの娘さんに聞くと、

毎週土曜の午前中は作品を展示販売するためセントロに行くそうです……

入れ違いやん〜!     しらなかった。。。。。

せっかくここまで来たのにまずいなぁと思いながら、

前回も買い付けた甥っ子のマキシミノさんを訪ねると御在宅でした。胸をなで下ろす。

マキシミノ・サンチアゴ夫妻と奥は娘さん。

息子さんも若いですが腕の良い職人になりそうです。

着色前の人形がなぜか隅っこに並べられていました。

形状が素朴です。

この一族の作品が人気なのは、80年代から作風や技法がほぼ変化していないことが理由。

きっとそれは畑仕事の傍で生産する、あまり商売っ気のない無垢な気持ちで

製作されているからでしょうか。

そんな空気は、牛と犬しかいないこの村に来れば感じる事ができます。

その反面、今回ガビーノ・レイジェスさんとセルヒオ・サントスさんという

名職人のお宅を訪ねましたが、他の仕事や農作が多忙で、

もはやウッドカービングは製作していませんでした。

セルヒオさんは暇なときに作っているみたいですが、かなりノンビリ。

製作途中のヘビ

彼の何年か前に作品を仕入れましたが、 実はそれ以来作ってないと言っていました。

一族の中では大きな作品を製作するレイナルドさんのお宅にも行きましたが、

彼も行商で留守。

奥さんがいたので、家に置いていった作品を少し仕入れました。

誇らしげに貼ってある褪せたポスター。

収穫は少ないですが皆さん留守なので帰ろうと、村の入り口でタクシーを待っていると、

偶然サンチアゴ兄弟の一番下のプラシードさんと会いました。

彼も行商に出かけていたみたいですが、会えてラッキー。

一番精力的に製作をしているようで、小さいですが作品が豊富。

凛々しいプラシードさんも老眼鏡をかけ始めていました。

次回は土曜日を避けるという事を肝に銘じてセントロへ戻ります。

戻ってくると夕方に差し掛かっていましたが、

アバストス市場からバスに乗り

サン・アントニオ・アラソラ村に向かいます。

言わずと知れたウッドカービング発祥の村。

☞以前のアラソラ村についてのブログ

着いたはいいものの、土曜の夕方。

お土産屋さんのような工房が数軒開いているだけ…..。

ウッドカービングの始祖であるヒメネス工房も閉まっていました。

しかし!

ツイテいるのやら、ないのやらわかりませんが、マヌエル・ヒメネスの孫

アルマンドと道端でバッタリ会いました。

彼の作品も以前、仕入れたことがあるので憶えていてくれました。

一緒に工房に行き作品を見せていただく。

売れてしまいましたが、みんぱくにも展示されている彼の代表的な作品など。

素晴らしい作家でたくさん仕入れたいのですが、いかんせん作品が少ないのです。

理由を聞いてみたところ、意外な返答が…..

「日本のショップバイヤー?から古いウッドカービングに

似たようなものを作ってくれというオーダーを1年半前くらいから受けている。

数が多いので、あんまり自分の作品を作る時間がない」

ウッドカービングの復刻作品である現物も見せてもらいました。
写真は控えますが、アルマンドは(特に聞いてもいないのですが)いろいろ説明してくれました。

笑いながら

「変な注文なんだよ。わざと下手くそに作ってくれとか….雑な着色にしてくれとか…….」

現代に生きる素晴らしい作家に、そんなおかしな注文をつけるのが

失礼な気もしますが、彼らにとっては仕事なので、

特に否定もしません。

しかし民芸とかフォークアートの価値とは一体なんなのでしょうか。

昔作られていたビンテージのものがそんなに良いのですかね?

と考えさせられることではあります。

(現在の日本の民藝作家さんに、同様の復刻を注文できるでしょうか?)

気さくなアルマンドはいろいろ友達の作家の工房を案内してくれました。

(同じ路地だったからですが)

アルセニオ・モラレスさんの耳の長いウサギ。

売れっ子作家は受注生産なので、工房に行っても仕入れることができません。

タイミングよくアルマンド・ラミレスさんという作家の

洗練された作品を仕入れることができました。

なんとか村二つ回って、オアハカのウッドカービングの仕入れは終えて

セントロに戻ります。

帰りに民芸品市場で雑貨の仕入れ。

ハンドメイドのオアハカ衣装バービーを発見!

またベニートファレス市場で顧客様のオーダーの高級メスカルの仕入れなど

よく働きました。

歩いていて発見。路上の水たまりが偶然、メキシコの形に!

昼飯抜きだったので、夕方に屋台のハンバーガーを貪る。

メヒコのハンバーガーはどこにいても30ペソで安定した味が楽しめます!

時間がありませんが、日が暮れてもアンティークショップを周って買い付け。

素晴らしいオアハカの木彫り仮面=ウッドマスクを仕入れました。

宿に戻り、インターネットなどして時間を消費。

夜行の2等バスでメキシコシティに戻るため

両肩に大きなカバンと、キャリーケースを転がして

ソカロ脇の乗り場に着いたのは午後10時過ぎ。

バスに乗るまで、いつも時間を潰していたカフェ”Lobo azul”が閉店していたのがショック!

本当にショックです。

そのせいかわかりませんが、有り得ないミスを犯してしまい

全く気づかずにバスでDFに戻ります。

今回も1泊3日の弾丸オアハカ旅でした。次回こそもうちょっとゆっくり……

昨年11月に来日して各地をボンバさせたらしい

メヒコのクンビアユニット”La sabrosa Sabrosura”

今週ですが彼らが再来日しての来阪ライブが、急遽1/20金に決まりました。

店主もいつの間にか?ソニデロマスターとなってDJしますので

よろしくお願いいたします〜。☞イベントページ

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