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メキシコ買い付けジャーナル’17 【4/15 テピック&サンブラス】

朝7時起床。シャワー浴びてチェックアウト。

ホテルにあったカウンターのエキパルチェア。珍しい。

 

8時にターミナルからテピック行き3時間半のバス旅。

ハリスコ州からナジャリ(ナヤリット)州へ。

テキーラの産地なので延々と続くマゲイ(アガベ)畑。

 

到着は10時半。州をまたぐとメキシコ北部との時差が1時間あります。

これがなかなかややこしい。

 

予約していたターミナル側のホテルにチェックインして、早速セントロまで歩く。

きつい日差しと湿った空気。海が近い街ならではの雰囲気があります。

 

 

道中あった野菜の屋台。初めて見る”Guamucil”という豆科の野菜。

タマリンドのようですが、中の実を食すようです。

 

30分くらいかかってやっとソカロへ。

 

 

なかなか地味なメアリー大聖堂。

中は爽やかで厳かな内装。

この地の守護聖人なのかな?聖アスンシオン像。

 

 

ソカロの端にはウィチョールの民芸品がずらりと並ぶ青空市場。

グアダラハラ周辺、サンルイス・ポトシと並びここも彼ら民族の居住地。

 

このシーズンだけでなく、テント屋台は年中あるようです。

 

ネアリカ(羊毛絵)やオホデディオス(神の目)などを買い付けます。

ウィチョール族の民芸品はコチラから〜

 

大きいオホデディオスのお守り

 

隣にあった屋台で昼食。

ノパリート(サボテン)豆、ケシージョ(チーズ)と

青トウモロコシのトルティージャ。オーガニックかつヘルシー。

女性はよく働きます。

 

広場でシャーマンのおじいさんが除霊をしていました。

普段、日本にいるとイライラしたり焦ってすぐ物を失くしたりと

悪いバイブスが流れてる気がしているので、店主もお願いしてみました。

 

10分くらい50ペソ。気持ちスッキリしたかな。

写真を撮ってくれたお姉さんがよく似てるねと。

 

 

 

 

今回、セマナサンタの最後にこの地に来たのは

以前から見学したくてたまらなかった「先住民コラ族の儀式」が目的。

ただし、ほぼ情報がなく、とりあえず何とかなるかとやって来ました。

 

とはいえ下調べも少ししていて、

インスタグラムで繋がっているテピック在住の日本人女性の方が

儀式があるヘスス・マリア村までの行き方を調べてくださいました。

行くのは明日ですが、下調べにそのバス乗り場まで行ってみることに。

 

歩いて行くと山があり十字架が掲げられています。

 

街の北に川があり、そこを超えると3等バス乗り場が数カ所。

セマナサンタでお休み中のメルカド。

隣には大きな民芸品市場も!閉まってます…..残念。

ナジャリ州まで来ると、アメリカ南西部行きのバスがたくさんあるようです。

 

このチキンバスで行くのかぁ。 大変そう。

グアテマラやエクアドルのバスを思い出します。

 

こちらがヘスス・マリア村へのバスの時刻表。

1日4本。これは調べてもらった通り。

しか〜し!2時間と聞いていた道のりは、実は5時間以上かかるとか!

しかもセマナサンタの間は「午後の便がないので帰ってこれないよ」

と言われかなりショック……

 

地図を見れば確かに道がありません….

山道をかなり迂回して向かうようです。

村の周りに飛行場があるのは、道がない時代はヘリかセスナ機でしか行けなかったとか。

 

とぼとぼ歩きながら考えます。

宿泊する施設が、なにもないと聞いている村に意を決して行くか。

それとも諦めるか。

 

ソカロまで戻ってきたときに2軒の現地ツアーの窓口があり、

そのうち一軒のツアーメニューを見せてもらっていたら、

なんと”Judea de Cora”と名付けられたコラ族のフィエスタのツアーがありました!

友人のインスタグラムより

 

 

しかし話を聞くと、もはや受付は終わっていました。

実際は水曜の夜に出発して土曜の夜に戻ってくるという

丸三日間拘束の過酷なツアー。

 

そしててっきり日曜日が重要だと思い込んでいましたが、

本日土曜が儀式最後だということ。

 

利根山光人先生の著書に度々紹介される、

儀式で使用した張子の仮面を入手できるのは最終日だということ。

それを日曜だと信じ込んでいました。

メキシコ民芸の旅より。60年代はセスナ機で行ったそうです。

 

 

すっきり諦めがつきましたが、かなり行くのが困難だとわかっただけでも

この地に来た甲斐がありました。

来年また頑張って必ず行きます!

 

 

しかしぽっかり予定が空いてしまい

もう3時でしたが、バス乗り場があったので海辺の街サン・ブラスに行くことに。

バスでこそっと缶ビールを飲みながら1時間半。

暑い!海風強い!

 

ビーチと書いただけの標識を頼りに歩き

売店でビールを買い込み、(この州はPacificoが圧倒的シェアを誇っています)

 

そしてまた歩くと…..

出てきました砂浜のビーチ。

 

少年たちに負けず、自分もパンツ1丁で泳ぎます。

 

この場所だけなのかわかりませんが、入江になっているので

波はほとんどありません。

 

向こう岸からボートが行き来できるんので、あちら側はまた景色が違うのかも。

マリンアクティビティとかありそうです。

 

 

延々眠ってる人。 そらこんな海と砂浜やったら寝てまうよね。

 

陽が沈み始めました。

 

2時間近くダラダラを堪能して、引き上げることにします。

 

のんびりしたソカロ。

 

海の街らしい爽やかな教会。

洒落たレストラン。カラベラも衣装はウィチョール族のもの。

 

 

 

バス乗り場近くのシーフード屋台で早めのディナー。

牡蠣と海老のタコス・ドラードスを注文。

 

 

春巻きみたいな形状と思っていたらトスタダスになっていました。

味は最高です! 今回の旅で1番かも。 4つで24ペソ(140円くらい)

 

 

食欲がやたら湧いてきて、隣の屋台のタコスも食べました。

 

ワカモレとノパルとサルサで肉が見えないですが、

具は名物アドバダ(溺れた)のビーフとチュレッタ=スペアリブ、バルバコア=蒸し肉

これも絶品でした。

 

バスを待っているとウィチョーレスも集まってきます。

みなさんテピックに帰るよう。

 

 

7時半にバスは出発。

 

途中渋滞してるなと思ったら検問されました。

 

 

殴り合いの喧嘩をしている2人を止めている人々

 

 

恒例になりましたインスタ映えする看板。

これにもウィチョールの絵のデザイン。

 

などなどバスからの景色も飽きません。

 

 

夕暮れからテピックのバスターミナルに到着。

 

ホテルに戻り、よく休みました。

 

明日はぽっかり空いた初の休日。何をしようかな。

 

 

 

 

 

コロンビアのメレディアン・ブラザーズの新曲は最高です。彼らの真骨頂。

PVもフォークアートがたくさんで楽しいです。