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メキシコ買い付けジャーナル’18 【7/6 レアル・デ・カトレセ 後編】

前編からの続き

 

標高が高くなっていきますが、街の西を目指します。

 

 

高台の様な位置にあるパレンケ=円形劇場です。

以前は闘鶏が盛んだった場所ですが、現在はイベントなどで使用されている模様。

 

 

 

 

さらに頂を目指します。

朽ちたサボテンの絵とペヨーテのステンシル。

 

若者たちはグループでバギーツアーをしています。

街の頂点から下界の砂漠まで走破するそう。

ちょっと羨ましい…….

 

憧れのテマスカル!

メヒコ歴25年の店主でも未だ未経験。

アステカ時代から伝わる、火山岩の蒸しサウナです。

 

 

そして上り坂を歩きたどり着いたのはグアダルーペ礼拝堂。

手前は墓地になっています。

 

画一的な日本の仏教の墓と違い、キリスト教は自由ですね。

破れたパペルピカドも廃墟感を高めます。

 

 

しかし中は静寂を保った空間。

 

しかし天井なんかは廃墟感。

18世紀に建てられたそうで、250年もこの乾燥した山頂にあれば朽ちてもいくでしょう。

 

 

しかし眺めのいい場所。ブエナビスタとはこのことです。

 

小さい街の見所はここで終了。

下ってソカロへ。

 

 

女の子が抱くメキシコの大きなチワワ。

 

国内の観光地では人気の街なので物売りもたくさん。

 

暑いのでソカロで休憩。

 

この時点で午後2時前です。

この時期はお花畑だというウィリクタ砂漠に行きたかったですが、泊まりではないので

時間的に厳しそう…….

 

ソカロ周辺はツアーガイドの客待ちスポット。

 

その中に眠そうなおじいさんのガイドが一人いたので、

お話しながら交渉すれば、相場の半額くらいでツアーを組んでくれるらしい!

 

ということで300ペソで馬に乗り、10年前は行けなかったケマド山を目指すことにしました。

 

かなり小さい老馬…..

ガイドお爺に付いて聖地「セロ・デ・ケマド」へ。

1時間半くらいかかるそう。

 

街から山へはダンジョンのように入り組んでいて、中年ながらワクワクしてきました。

 

 

 

しかし前回もここで馬に乗り、それから北海道で乗った記憶があるだけで

馬のコントロールになかなか慣れません。

 

お爺はどんどん先を行く…….

 

 

振り返り、「早よ来いな〜」と。

馬が道を覚えてるから放ったらかしでもええで、とのお達し。

 

結構な高さまで登ってきました。

 

頂上への入り口で馬を置いて、パーミット25ペソを支払い入山。

 

ここからは高角度なのでお爺と徒歩で登ります。

 

 

わかりにくいですが、セレモニーの跡。切り取られたペヨーテの痕跡。

 

セレモニーではこのような場所で夜を過ごすのでしょう。寒そう……

 

 

 

頂上に祠があり、中は祭壇になっています。

見上げれば、石のレリーフ。ウィチョールにとって重要なモチーフ。

 

中の祭壇は神の使者とされる鹿の頭を中心に、広がったカオスな世界!

鳥の羽や動物の皮や毛で、匂いがすごいです。

 

年代モノのネアリカ。太陽がいい表情してる!

 

フィエスタで使用する鹿の被り物も保管されています。

天井にはオホ・デ・ディオス(神の目)

 

結界として祠の周囲にも吊り下げられていました。

 

すぐそばでビーズアクセサリーを作りながら売っている夫婦。

旦那はシャーマンだというのでリンピオ=お祓いをお願いしました。50ペソ。

 

そばにトウモロコシを焼いた跡。夫婦が食べたのかな??

 

 

そしてお爺とともに下山。

荒涼とした地にも美しい植物が。

メキシコの命ともいえるマゲイ(アガベ)。

 

セレモニーの場所

 

この地全体をWirktaと呼び、ナジャリ州のサンブラスから500kmの巡礼の最終地だとか。

そして目的は自生するヒクリ=ペヨーテを使った儀式。

彼らはほぼほぼカトリックに改宗されたメキシコの先住民族の中でも

アニミズムが残る数少ない代表的なインディオだと言えるでしょう。

 

 

 

途中でお爺は立ちションベン。

 

 

そしてまた馬で街へ帰ります。

お爺が撮影してくれた画像。う、うまい……..驚嘆です。綺麗に撮れてる。

 

 

帰りはもう馬に任せっきりで、楽チンでした。

 

こう見ると結構高くまで登りました。

ケマドは海抜3000mだとか。ホントかな?

メヒコで高山病になったのは一度だけです。なぜかプエブラで。

 

街に戻り楽しかった3時間の旅が終わりました。

 

 

乗り合いジープ乗り場。 断然乗馬のほうが楽しいですが、ジープは150ペソくらいで安い。

 

 

活気とまでは行きませんが、久々のレアル・デ・カトレセは

もっと人気の観光スポットになりそうな気配。

 

おそらく働かされまくってるロバ。

 

早い夕食?遅い昼食を摂ります。

 

 

疲れた体にメヌード(ホルモンのスープ)とセルベッサ。

 

6時前にマテワラ行きのバス。

 

街の入り口にはプエブロ・ファンタズマ=精霊の村に行くツアーガイドと馬の群れ。

暇そう。

 

マテワラまで2時間。完全に陽は落ちました。

 

そしてサン・ルイス・ポトシまで2時間半。

 

0時15分発のグアダラハラ行きのチケットを買いました。

 

サブウェイでサンドウィッチ。

店内の微弱なwifiで日本とLINE通話。

お店のスタッフに通販の連絡事項の確認です。

 

さすがプリメラ・プラスの一等バス。

しっかりwifiもあり、ブランケットもあり快適な夜行バスの旅。

 

今日はなかなか長い1日でした。

 

 

 

 

 


我終自由完了