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利根山光人のMEXICO

現在、東京の渋谷にある「クラフトスペース わ」にて

【利根山光人のMEXICO展】が開催されています(3/4まで)

 

メキシコの民芸品がお好きな方なら、知っているであろう版画家の利根山光人さん。

1968年に世界初?のメキシコのフォークアートを紹介した

こちらの本でも有名です。

大きな図書館で借りれます

 

店主は2007年ごろに縮小版「メキシコ民芸の旅」を読んで、

かの国への深い愛情溢れる眼差しに影響を受け、

民芸品や雑貨を買い付けるようになりました。

 

それまでも遺跡や先住民の村を訪れ、各地を旅していたメキシコですが、

あくまでも観光の一環に過ぎず、

民芸品を通して見る、風土と文化習慣に気づいていませんでした。

 

それが10年後の現在、営んでいたメキシコ料理店を畳み、

仕事として民芸雑貨を売っているので、
氏の著書に大きく人生を変えられたとも言えます。

 

【利根川光人のMEXICO展】は2012年にも開かれましたが、

今回も氏の版画や絵画作品と、蒐集された民芸品の展示販売になっています。

 

個人的に好きな、メテペックの牛を描いた作品

 

作品と一緒に並べられた圧巻のウッドマスクたち。

 

こちらはコーラ族がセマナサンタの儀式で使うマスク。木でなく張り子でできています。

 

先生が自分の分身だと書いていた、タスコのお面。

 

フリーダも集めていた、カスティージョ工房の生命の樹とソテノ工房の陶製マスク

 

ディエゴが買い占めたという作家カルメン・カバジェロの張り子のフダス。

古いウッドマスク。民族学の研究資料クラスでしょう。

 

これが一番衝撃!   たぶんオクミチョの陶人形だと思いますが…..

 

どれもこれも本当に素晴らしいコレクションです。

 

販売していた民芸品は、初日にほぼ完売してしまったそうです。

フォークアートブームですもんね

 

 

その何日か後に民芸品の追加があるとお知らせをいただいて

東京へ出向き、コレクションの一部を譲っていただきました。

奥様 (94歳!お若いです)と娘様(メキシコ民芸のバイヤーもされていたそうです)

 

あと少しですが貴重な民芸品を直に見ることのできる機会ですので、

興味のある方はぜひ!

 

そして柚木沙弥郎さんの娘様ご夫妻で運営されている会場の「わ」も

7月にはクローズされるとかで残念です。

 

 

 

 

会期終了後に譲っていただいた物はトンボラ店舗でも展示しますので、

こちらも機会があればぜひ見にいらしてください。

(販売はいたしません)

 

 

 

 

ライヒもまたやってきます。