オアハカよりウッドカービングの新入荷!
- 2017.10.19
- アルテサノス(職人と工房) 新入荷 民芸品 フォークアート クラフト
- メキシコの民芸, オアハカ, ウッドカーヴィング, ラ・ウニオン・テハラパン, サンチアゴファミリー
10日前にオアハカから新入荷のアイテムが届いたので、順にご紹介していきます。
まずは現地在住バイヤーに頑張ってもらった、ウッドカービングが80体以上入荷しました!
店舗では動物園? ノアの箱舟?
というか悪魔や天使もいるので、パニック状態になっております。
なんとか全てWEBショップに更新しましたので、チェックしてみてください。
今回はアラソラ村のアルマンド・ヒメネスの作品も4点あったのですが、
ほぼほぼラ・ウニオン・テハラパン村のサンチアゴ一族のものを集めました。
まずは70年代に村で初めて木彫り人形を作り、オアハカ市内で売り始めた
マルティンさんの作品。
![](https://blog.tombola11.com/wp-content/uploads/2017/10/20030829_10209279873664952_1395025617_n.jpg)
86歳になっても精力的に製作を続けています。
60年代はBraceroと呼ばれる労働者支援プログラムで、
アメリカに出稼ぎに行っていたらしいですが、終了後村に戻りました。
やはり農業だけでは厳しく、生計の足しになればと
当時たくさんウッドカービングを製作していた、
アラソラ村のマヌエル・ヒメネスを模倣し木彫り人形を作り始めたそうです。
そしてお兄さんのフランシスコさんの作品も入荷しましたが、
1点は瞬殺で売れてしまいました……..
今回の荷物に入らなかった分や追加の買い付け分は12月に改めて入荷します。
![](https://blog.tombola11.com/wp-content/uploads/2017/01/DSCN0092.jpg)
実はもう木彫りを引退したらしく、残ってる作品のみだそうです。
寂しいですが、仕方ないですね。お疲れ様でした。
次は弟のキリーノさんの入荷分。
20cmくらいの手頃な大きさのものが多く、こちらも安定した人気があります。
全部表情が奥さんに似ている気がします(笑)
![](https://blog.tombola11.com/wp-content/uploads/2015/06/P4140333.jpg)
こちらは最も精力的に数を製作している、末弟プラシードさんの入荷分。
![](https://blog.tombola11.com/wp-content/uploads/2017/10/19988920_10209279903265692_1953019494_n.jpg)
得意なグアダルーペ像もオススメです。
そしてプラシードさんの息子カリストさんの入荷分。
![](https://blog.tombola11.com/wp-content/uploads/2017/10/20030884_10209279843424196_1086074377_n.jpeg)
兄弟の甥っ子のマクシミノさんの得意なディアブロ。
などなど、サンチアゴファミリーの作品は古き良き時代のウッドカービングを
踏襲しながらも、少しずつ進化しているのがわかります。
みんな仲よく暮らしているのが素晴らしい!
物を見てもらうとわかるのですが、彼らは古いスタイルのまま製作をしていますが
塗料は便利なアクリル絵の具を使っています。
しかし70〜80年代まで使用されていたアニリーナ(アニリン)という染料で
彩色している若い世代の職人たちもいます。
彼らは署名をしないので、ベールに包まれていますが?
まさにビンテージ感あふれるウッドカービングを製作しています。
こちらは1点だけ入荷した大きなサイズのピンクパンサーならぬジャガー。
塗料だけでなく古いウッドカービングのフォルムを模倣して製作しているコンビ。
名前は不明ですが、仮にルイス&アンヘルとしておきましょうか。
ディアブリート=悪魔もたくさん入荷しました。
大きさは10cm強で小さいですが、仕上がりはとてもよい復刻品。
店頭やサイトでもたくさん売れていっていますので、
気になる奴さんがあればお早めに〜。
日本中雨ばかりですね…..
ジョーンバエズさんはちなみにメキシコ系移民です。
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