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生命の樹とメキシコ買い付けジャーナル’15【10/23 メテペック】

「生命の樹」 ”Arbol la Vida”と呼ばれる陶器のオブジェが入荷いたしました。

 

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メテペックの有名な陶芸職人”Adrian Luis Gonzalez”さんの作品です。

高さ18cmと大きくないですが素焼きに控えめな色彩は、昔ながらの素朴さを感じさせます。

こちらはアダムとイブですが、生命の樹(ツリー・オフ・ライフ)は世界中で宗教関係なく

神話の世界で描かれてきたモチーフ。

 

元来はキャンドルの燭台としての目的がありますが、昔からメキシコのフォークアートの中では
とても人気があります。

 

また同じような素焼きに彩色され、装飾された「太陽に輪」と呼ばれる陶器もございます。

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こちらは寝かせて使用するようで、キャンドルホルダーの中にロウが詰められています。

骨董マーケットで発見したので、少しパーツに欠けありますが、状態は良いほうかと。

直径30cmほどの大きいサイズ。

生命の樹の陶器はコチラ!
生命の樹の陶器はコチラ!

 

こちらは盛んに作られ、工房も多いメキシコ州メテペックで仕入れました。

陶器作りが盛んなハリスコ州トナラやプエブラでも、製作されているようです。

 

ではメテペックの買い付けジャーナルです。


 

 

朝起床して朝食を食べた後、宿泊客と話し込んでしまい、急いでメトロで

西バスターミナル駅まで。

 

電車内の吊り広告。「トランプの息子たち」という舞台。

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この何ヶ月か後に、メキシコ人はトランプ候補に罵られるとは思わなかったでしょう。

伏線があったのかな?

先日、メキシコ政府はドナルド・トランプを一切メキシコに入国させない

法律を作ったそうです。

 

西バスターミナルからトルーカ行きのバス。

 

窓から見える景色。

DJスクール??メヒコにもあるんですね〜DJなんて習うもんなんかな?

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ナウカルパンを過ぎたところからは、スーパー大都会。

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このエリアだけ違う世界に見えます。タコス屋台もなさそうだ。

 

1時間くらいで着くはずだが、渋滞で時間かかってます。

 

最近メキシコシティ郊外にできたらしい新交通機関メクスバスでメテペックまで。

 

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中はメトロブスと一緒。

 

 

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午後2時メテペック到着。 陶器の街だけあって入り口から素焼きのオブジェ。

街のいたるところに、陶器作品が飾られています。

 

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古き良きメヒコの町並みが残っていて、雰囲気はいいです。

 

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内装の可愛らしいお店でロンチェ(ランチの意)

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クロケット(コロッケに近い)のランチェロサルサ。味はまぁまぁ、でも安かったです。

 

で、ツーリストインフォメーションを探すも、閉まっていてかなり困る。

地図がないとなかなか動けません。目的地が遠いのか近いのかもわからない。

 

仕方なくタクシーに乗って、調べてきた住所まで行ってもらうが、

3分くらいで着きました….. 初めての街ではよくあること。

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陶器職人で有名な作家のアドリアン・ルイス・ゴンザレスさんの工房に来ました。

 

 

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71歳のアドリアン師匠。

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民芸品のグラン・マエストロに政府から認定されています。

 

師匠自ら、工房内を案内してくれました。

 

死者の日が来週なので、大量のカラベラ陶器。

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娘さんが絵付けをしていました。

 

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2mもあろうかという、彩色前の生命の樹。

 

素焼きのカトリーナもありました。

 

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釜の付近は残骸でいっぱい。

 

そして師匠の完成作品。

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素焼きの良さを生かした、素晴らしい生命の樹。10000ペソだそうです。そんな高くないな。

 

こちらはショウケースに入った小さなミニチュア陶器。

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身長5cmほどの「最後の晩餐」パンとかカップの小ささ! しかも焼き物です。

師匠はこのような技術もあるのですね。

 

工房は、壁から屋根から陶器の皿やオブジェだらけ。

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50cmくらいの作品を買い付けたかったのですが、

それくらいの大きさはここにはない。ということで小さめを2点仕入れ。

 

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師匠は、現在集大成の作品として、自らの家族の生命の樹を

コツコツ製作しているそう。10年前に亡くなった奥さんと師匠が座っています。

その下は子供達が産まれた様子や、工房、仕事。

勤めにでている息子さんの働く様子、バンドをしている孫がギターを抱える様子など

それを一つ一つ説明してくれるマエストロに感動しました。

 

人生で最も大切な物は、家族以外ないということを

メヒコに来ると、いつも気づかされます。

 

と長くなってしまったので、メテペック編は後半に続く。

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