メキシコ買い付けジャーナル’19 【7/13 巡り合わないオアハカ】
朝9時起床。
しっかり睡眠がとれた気がします。
まずは朝食を。
宿の周りを散歩がてら、朝から開いていたタケリアへ。
看板もなにもなし。
朝食メニューがあったので、オアハカ名物エントマタダスをオーダー。
3等分されていて洒落た盛り付け。
鶏胸肉を大きなトルティージャで包み、トマトソースをかけたもの。
なかなか美味しかったです。 35ペソ(200円)
安かったのでコーヒーもいただきました。
カスエラ(土鍋)にたくさん具材が並べられ、食欲が増します。
次はタコスを食べに来よう。
準備して10時ごろ出発。
アバストス市場まで歩きます。

土曜の朝は人が少ないと思っていましたが、なにやら集団で撮影中。
ゲラゲッツァが始まるので、掃除や環境美化のボランティアのようです。
歩道の乗り上げ線を黄色く塗り直してますが、知らずに踏んだらペンキべったりつくやんね〜
なんでも自己防衛。
20分歩いて到着。今日は近郊の村へ出かけます。
乗合タクシーでアラソラ村へ。
助手席から見たオアハケーニャたち。なにかのプロモーションガールかも。
平日と違い道が空いてるので、30分くらいで到着。
見慣れない工房が村の入り口にできていました。
マヌエル・ヒメネスの息子アンヘリコの工房かと思いきや、あまりにも
作風が異なる….
しっかり顔料を使って着色しています。
(後に以前バイヤーだったサチ嬢に質問すると、アンヘリコの次男の工房だとか)
今回は時間もないので目的地まで急ぎます。
まずはアルマンド・ヒメネスさんのお宅へ。
あらかじめ注文していたウッドカービングを受け取りに。
アルマンドは息子のアレックスとアメリカの民芸品フェアに出張中。
奥さんのアントニアが対応してくれました。

このパンダかわいいなぁ〜。次にオーダーしよう!
相変わらず人の気配がない村。
4、5年前にアルマンドが紹介してくれた彼のアミーゴである
アルマンド・ラミレスさんという職人のお宅へ。
いっつも留守でしたが、お兄さんがいて「アルマンドは畑仕事してるから呼んできたるわ〜」
というので、しばし休憩がてら待機。
売店があったので、軽くセルベッサを。
ヴィクトリアはオスクラ(黒ビール)だと思っていたのですが
缶にはハーフと明記されています。初めて知ったわ。
助産院の壁の説明壁画。
わかりやすいな。
30分待ちましたが、無事アルマンドさんと再会。
日本人は自分しか来ないらしく、よく覚えていてくれました。
前は多彩な作風だったのですが、今回の在庫作品はなんだか統一感。
ウサギを三体買い付けました。
*二人のアルマンドの木彫り人形すべてSold Outになりました。次回入荷をお待ちください!
ドン・マヌエル博物館にも寄ろうと思っていたのですが、昨日の封鎖トラブルで
かなり予定が変更になったので、次の目的地へ足早に向かうことにしました。
少し待ちましたが、犬がのんびりするくらいにバスは出発しなさそうなので、
コレクティーボを捕まえました。
運ちゃんがガソリンスタンドで給油中に見かけたプロモーションガール。
厳しい表情をしていますね….
アバストスまで戻りコレクティーボを乗り換えて、国道175号線を南へ。
プエルト・アンヘルの標識。久々にメヒコのプラヤ=海に行きたいなぁ〜。
2番目の目的地、サンバルトロ・コヨテペックに到着。
もうお気に入りのメスカレリアが開いていたので、先に購入。
いつものお店番bereちゃん。
この”lalocura”というメスカルはセントロのメスカロテカなどにも
卸されていますが、ここでは半値ほどで購入できます。気にせず試飲もOK。
炭火で鶏肉を焼いている食堂があったので遅めの昼食を。
胸肉の1/4とアロス(ライス)、ドリンクつきで65ペソ(380円)
オアハカのトルティージャ(トラユダス)は大きいので包みやすい。
腹も膨れて、実は今まで行ったことのなかったコヨテペックの民芸博物館へ。
でかでかとアルコールやペット禁止の看板のおかげか綺麗なソカロ。
学生証を駆使して10ペソで入場したオアハカ州立民芸博物館。
各村の代表的な民芸品が並びます。
イスキラと呼ばれる黒陶の四つベル。
こんな回転台があるなんて!
イサク・バスケスの古いタペテ。
ミトラ遺跡の文様と太陽を表現しているそうです。
伝説の女性陶工 テオドラ・ブランコとホセフィーナ・アギラールの土人形。
オアハカの民芸品は基本的に女性が支えてる部分が大きいですね。
ウニオン村のマルティン・サンティアゴの80年代のウッドカービング。
作風は大きな変化はないですが、やはり塗料が違います。
現在はウニオン村のサンチアゴファミリーもみなアクリル塗料で着色しています。
中庭もあり意外にしっかりした施設でした。
☟tumblrにまとめましたので興味のある方はご覧ください〜(画像悪くてスミマセン)
幹線道路を渡り村の東側へ。
まず開いてる工房をチェックします。
珍しいものがあれば買い付け。あとは相場を探ります。
なんせメキシコのインフレはかなりのもんなので、あれ?こんな高かった?
というのが今回の旅でひしひし感じております。
そして民芸品屋台が立ち並ぶプラザ。
シンボルっぽい山車のカップル。
お店で微妙に品揃えが違いますが、結局馴染みの店でまとめて買い付け。
あらかじめ頼んでいた四つベルの復刻品のチェック。
玉をつけてもらっています。
注文するたび出来が良くなっています。
店の前では宣教師が座って休憩中。
カトリックのある宗派の記念大会がこの小さな村で開かれるそう。
「今日明日で2万人集まるよ」との宣教師の言葉に、
オバちゃんもおばあちゃんも「ええ!マジ!」みたいな反応が面白い。
狭い村なのに身の回りのこと以外は気にしない。人間らしい生き方だと思います。
プラザの片隅のオフレンダ=祭壇。
30分くらい待つので、人がやたら集まっている体育館を覗きに行きます。
立ち並ぶ簡易トイレ。
カトリックの宗派の大会前。確かにかなりの人数ですが、2万は言い過ぎちゃうかいな。
人が集まるところに物売りあり。
確かにメキシコ各州からのバスが集まっていました。
店舗募集中。竹の絵が気になる…..
買い付けたものをがっちり梱包して、乗り合いタクシーでセントロに帰ります。
気づけば雨が降ってきました。
少し市場も覗きます。
雨だと砂利が多いので大変だ。
アバストス市場の奥の方に、“El Barcon”というスペースがあります。
ここは市場で働く人たちの子供のためのワークショップスペース。
いわば学童保育的な存在。
この日も何人かの子が工作に勤しんでいました。
ここは友人のサウルがいつもボランティアでいるので、覗いてみましたが
彼はパフォーマンスの仕事でオアハカにいないとのこと。
いつもの籠屋で鳥かごを買い付け。竹を焼いたスタイルのものがたくさん。流行?
ここでいつも水を買います。だって1ℓ3ペソだもの!
帰りはカミオン=周回バスで帰宿。
宿で少し休み、ダンボールを買いに行きパッキング作業。
7時を周りまだ仕事があるので、中心街へ向かいます。
ビルヘンの壁画。壁の色がいいですね。
サントドミンゴ寺院の裏で大混雑。
結婚式のようですね。
派手に山車がくるくる回っております。
目抜き通りのアルカラ通りに来ると、それよりすごい人の波!
昨日に続きゲラゲッツァのプロモーションパレード。
サアチラの羽根の踊り。サポテカの時代から続いてるそうです。
さっきの結婚式でも踊っていた、オアハカ名物花かごのダンス。
そしてあんまり見たことのないディアブロ=悪魔たちの集団鞭振りダンス?
迫力あります。なんだか洒落てるし。
パレードの後方についてソカロまで歩く群衆。
見物はここまでで、夜の買い付け業務。
エクトルラボーのカフェ?
行ってみたいが、次回だな。
花火も上がります。低空で開くので、火花が近い&うるさい。
骨董店もチェックしましたが、やたら高くなっていました。何も仕入れず。
顧客の方の注文であるメスカルを仕入れに”La Mezcaloteca”へ。
試飲と称してイロイロ飲ませてもらいました。
結構忙しい1日でフラフラ。
夕食も取らず宿のベッドで寝落ちの夜でした。
月の路地、太陽の道
-
前の記事
メキシコ買い付けジャーナル’19 【7/12 オアハカ封鎖 後編】 2020.02.29
-
次の記事
メキシコ買い付けジャーナル’19 【7/14 ティアンギス100年】 2020.03.16
コメントを書く