2016年あけましておめでとうございます。
- 2016.01.09
- お知らせ
もう関西ではえべっさんが始まりましたが、
なんとか、予定より2日遅れで 1/6にトンボラは、
元の場所にて雑貨民芸品店として再出発いたしました。
お正月返上で頑張った甲斐があり、狭いながらも素敵な空間になったと思います。
外観はさほど変わりませんが………アカプルコチェアを並べております。
(外をふんだんに使ってますが、まだ怒られた事はありません!)
壁にリンゴ箱を積んで
大きいアイテムは上段へ。
正面の壁はミラグロぎっしり。
上の棚には一際大きなディアブロのウッドマスク。年代物です!
グアダルーペのフレームライトも点灯しております。女性用の刺繍ウイピルも充実。
回転ライトは春に再入荷予定!
商品が陳列されていますが、テーブル席もあります!
カウンターも5席ありますので、種類は少なくなりましたが
店内でタコス食べれますよ〜。もちろんテイクアウトもOKす。
なかなか売れない(笑)ウィチョールとアクセサリーは隅っこへ。
カウンターの上にはブリキのコラソン。
左は珍しい死者の日の祭壇が縫われたオトミ刺繍。
奉納画エクスボトも飾りました。
プロダクトメーカーのアイテムやCDコーナーは入り口に。
日本全国のメキシコ料理店から注文殺到!
のメキシコ日用品ノベルティコーナー。生地やオイルクロスも充実してます。
これからはトンボラはメキシコ雑貨店ではなく、
【メキシコ専門店】と名乗ろうと思っています。
お客様からご指摘いただいたのですが、本場のタコスを食べれてセルベッサやメスカル
も呑めて、マニアックな雑貨や民芸品も買えるお店はないそうです。(当たり前か笑)
メキシコが好きな方はそれぞれの思い入れや愛があるでしょう。
おのおの素敵な思い出ができる楽しい国です。
しかし本当に面白いのは、首都メキシコシティが
世界一のカオスだといわれるように、この国がもつ「文化の振り幅」だと考えています。
世界遺産にも登録されたメキシコ料理。
世界で最も古い組織のあるルチャリブレ&ボクシング。
野球にフットボール、闘牛も盛んです。
発祥のコロンビアよりも人気のクンビアのリズム。
野外ダンスのソニデロは毎週末。
キューバから影響を受けたソン・ハローチョ。
大衆的なイメージのマリアッチ。
もちろん世界と同様、ヒップホップとエレクトロニカも流行です。
スカも変わらず大人気、パチューコやカスタムカルチャーなど
古い文化への造詣も深い
ピラミッドもあれば高層ビルもある。
バラガンやキャンデラのようなモダンな建築デザイン。
セノーテの泉や美しい海。
過剰なカトリック信仰やカルト信仰。
チャロ(カウボーイ)もいれば、マヤやウイチョールの先住民もいる。
ペヨーテやキノコを使ったシャーマンの儀式。
残忍な麻薬カルテルや、政治は腐敗しているが人情のあるアミーゴたち。
そんな国民のほとんどがUFOを見た事があり、
何が起こってもおかしくないと口を揃えていう国。
とまだまだ言葉は足りないですが、
平成28年は初心に返り改めて、メヒコの魅力を皆様にお伝えできるよう精進いたします。
最後に、
タイガーマスク世代の店主は「エルトレオ・デ・ロスクアトロ・カミノス」
で試合する金曜8時の「ワールドプロレスリング」を見て
小学生から刷り込まれていたと思いますが、
ルチャ以外ではたぶん中学3年生で読売テレビのシネマダイスキで見た、
映画「パリ、テキサス」の影響がメキシコとの決定的な出会いだと記憶しています。
今でも一番好きな映画。
その昔、メキシコ領土だったテキサスの風景。
ライ・クーダーが奏でる音、そしてこの曲でメキシコへの憧景は決定的になりました。
後にオアハカ地方の伝統的な曲だと知りますが、
映画を見て即、近所なんばCITYの新星堂に探しに行きました。
が、サントラ盤はなく、貸しレコード屋(CDへの移行期)で発見!
という記憶があります。
そして映画に出演していたのが、ジョンルーリー。
彼の先鋭的ジャズユニット、「ラウンジリザーズ」
こちらも世界一好きな奇跡的なバンドでした。
道頓堀にあったキリンプラザに来日公演を観にいきましたが、
なんと!
日本のT-SQUEREの前座でした!
そしてたジョン・ルーリーが出ているということで、
見に行った映画が「ダウン・バイ・ロウ」であり、
偶然観たのが「パリ、テキサス」でした。
1987年の出来事です。
後もジョンルーリーが出演、手がけたジム・ジャームッシュの映画
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」のサントラに収録された
【アルバート・アイラーの復活】という曲がフリージャズとの出会いだっと思います。
このように80年代後半を同世代の皆様と同様に?
自らのカルチャーが衝撃的に連鎖反応して、思春期を過ごしていくわけです。
しかし
最終的にメキシコに行き着くのに、そう長くはかからなかったですね,,,,
このWEBサイトで新しく、店主の友人たちのメキシコ体験のインタビューコーナーを
作ろうと考えていますので、また整いましたらお伝えいたしますね。
長々と脱線しましたが、
息子を持った自分が今またこの映像と曲を聴くと、違う感慨があります。
主人公のトラビスが唄う”Cansion Mixteca”
落涙。
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