【定番アイテム再入荷シリーズ】ミラグロのオーナメント
春の買い付けアイテムがやっと全て店頭に並びました。
時間がかかって申し訳ございません……
中でも人気のミラグロ(奇跡)のパーツを使った壁飾りがたくさん入荷しております。
逆光で色がわかりませんね…..スミマセン
こちらはグアナファト州サンミゲル・デ・アジェンデで作られているタイプ。
どれもミッチリ隙間を作らずミラグロが打たれています。
特にマノ=手のデザインが大小揃いました。
「願いを掴み取る」という意味合いがあるマノの壁飾りは特に願掛けによさそう。
こちらは在庫切れだった華やかなペイントが施されている人気のクロスシリーズ。
5点のみ再入荷しています。
女性がお店で描きながら販売しています。
お店は中2階のような場所ですが、4月はセマナサンタのためか外で販売していました。
大きいものもたくさんあります。
サンミゲルは伝統的に民芸品作りが盛んな街で、以前はサラペなどの繊維製品やパペルマチェ(張子)のものがよく作られていたそうなのですが、現在は全く見かけません。
中世の街並みが残る人気の街ですので、その雰囲気に合うようなインテリアが
たくさん作られるようになったのでしょう。
今ではオハラタ(ブリキ)とミラグロ関係のお店の数は、メヒコ随一です。
そしてこちらは3点はミチョアカン州ウルアパンで作られているタイプ。
ミラグロの打ち付け方が模様になっていて、呪術的な雰囲気。
なかなか珍しいクロスオーナメントです。
同じミチョアカン州のパツクアロの工房のものが多数入荷しております。
様々な種類のオーナメント。
大きいものには容赦なく打ち付けられているミラグロ。
このような白をベースにしたタイプを作っているのはこの工房だけかも。
ミラグロのパーツ自体を型抜きから製作しているだけあり、
どれもオリジナリティがあります。
また改めて買い付けジャーナルで工房のご紹介はしたいと思います。
同じように見えて、作られている場所で微妙に違うオーナメント。
敬虔なカトリックの国で、中世ヨーロッパの文化が残っているメキシコらしい
クラシカルなインテリア。
気になるアイテムはお早めにどうぞ!

またサイトには掲載していないパーツも店頭では販売中。
こちらは真鍮でできたビンテージ風のミラグロ。
教会でもこのような感じで打ちつけられています。
またメッキ加工のものは80円から。他のパーツ類もお安く買えますので
アクセサリー作りなどされている方は是非いらしてくださいませ。
ミラグロは元々ギリシャなどの地中海周辺から16世紀頃に中南米に伝わったようで、
現在はメキシコ、ペルー、そしてアメリカ南部のニューメキシコ州などにだけ
残っている習慣だそう。
支配していたヨーロッパの国々では薄れ、インディオが多い国や地域でこのような
文化が残っている。
信仰というものの不思議さや曖昧さは、日本人でも考えさせられることですね。
インドの音楽がこんなにミスティックなレゲエになるのが驚嘆です。
文化の渡り鳥がいたんでしょうね。
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