サンチアゴ一族の木彫り人形のご紹介
- 2015.06.06
- 民芸品 フォークアート クラフト
梅雨の合間の晴れ間に、
新入荷のアレブリヘス=オアハカの木彫り人形をご紹介します。
お客様のリクエストで、オアハカの「ラ・ウニオン・テハラパン」村に行ってまいりました。
以前のブログで村の様子は詳しく書きましたので、まずご覧になってください!
正直前回行って、もうここに2度と来る事はないだろう…..
と思っていましたが、また(割と早く) 行く事になるとは!
オアハカの中心部から乗り合いタクシーで約40分。
これが村の目抜き道です…..森への入り口にしか見えません。
一昨年来た時は雨季だったため、完全に川と化していた道です。

今回は通行可能でした。
村では人の姿は見かけませんが、家畜はそこら中に放し飼いです。
風情がありますね…..
と物思いにふけっている時間はなく!
この村で最初に人形の製作を始めた、マルティン・サンティアゴさんのお宅へ。
奥さんと娘さんと出迎えていただき、作品を見せてもらいました。
愛らしいというか、憎たらしいというか、何ともいえない表情の人形達。
この中から、マリア様と天使
畑仕事に行くようながいこつ女性たち。(マルティンさんはbruja=魔女と呼んでいました)
代表的な作品、小さなトラを買い付けました。
現在、このような素朴な作風のものはこの村でしか作られていないようです。
国立民族学博物館、通称みんぱくにもマルティンさんの作品が所蔵されています。
ぜひ機会があれば観覧に行ってみて下さい。
他にも
マルティンさんの弟のキリーノさん夫妻
愛嬌のある動物たち。 たくさん仕入れたかったのですが、お値段が高くて…..
右の読書するコヨーテを買い付けました。
左の不思議な鳥は、甥のマシミノさんの作品
その息子のアダルベルト君の作品は、個人的に気に入ったので買い付けました。
彼は20代だったのですが、若者もちゃんと木彫りの人形を作ってるだなと
感心しました。ただ他にやる事が無いのかもしれませんが……
各お宅にはこのような木が無造作に置いてあり、これを削って人形にするようです。
他にもこちらのリンクを参考にていろいろお宅を訪ねたのですが、
ほとんど留守でした。残念!
そんなに数はありませんが、まとめて!

前回仕入れたものは意外?にも売り切れてしまっていますので、
狙ったものはお早めに!
また後日、買い付けジャーナルでこの日の模様は詳しく書きたいと思います。
最後はアリゾナのベテランエセメキシカンバンド「キャレキシコ」の演奏と
バルセロナの歌女アンパロ・サンチェスさんのお唄です。
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