メキシコ買い付けジャーナル 18日目 【D.F.チャプルテペック 4/16】
- 2015.09.30
- メキシコ
今回の買い付け最終日。
発送作業は済ませてあるので、持ち帰りの荷物のパッキング。
気づけばEMS(国際郵便)の価格がかなり上がってしまって、
どうしようかと考えたとき、リミットまでは手荷物で持って帰ろうという選択。
午後からは時間があったので、チャプルテペック公園にいきました。
駅前の屋台で鶏のスープを昼食に。
五臓に染み渡るお味。
まずは久々の近代美術館へ。
相変わらず素敵なエントランス。
彫刻作品の中庭を抜けて本館へ。
Hersúaさんの”OVI”という作品。
昼間に小雨が降ってました。珍しい。
なんと!!偶然にも50周年展示期間でした。スエルテ!
いつものように?気になった作品をピックアップします。
ゴルマンさんの「1949年のメキシコシティ」
日本では戦後5年しか経っていない時期ですが、すでに大都会メキシコシティの首都が描かれています。
クエトさんの彫塑作品 ” La Tehuana ”
先住民を表現しているらしい。
近代美術館はフリーダ・カーロの作品
「2人のフリーダ」を所蔵してるのが有名ですが、
この最後に描いた作品「スイカ 平和の象徴」も印象的です。
木彫りのプリミティブな作品
マガーニャさんという作家さんの彫刻。
途中でメキシコの歴史上の美術作家たちのペーパードールの空間。
フリーダを発見。
まだまだ記念展示は続きます。
シケイロスの有名な作品「私たちの現在」
モナステリオさんという方の彫刻 ” La Nube”
シュールなポーズです。
こちらはいつもどれも格好いい作品のオロスコさん。「春」というタイトルです。
面白い作風のホアン・ソリアーノ 「アポロと女神達」
などなど所蔵作品をいつもとは違う展示方法で、見ることができ
面白かったです。
美術館50年の年表
メキシコだけでなく、どの国も40~50年代の美術作品は、インパクトがあり
現代の細分化されたアートより衝動が勝っていて、見応えがあります。
いいエネルギーをもらえました。
企画展のほうは、報道写真家の展覧会のため撮影禁止でした。
公園内の大通りを渡り
欠かせない!大好物のルフィーノ・タマヨ美術館に向かいます。
フランシス・アリスさんという、現代美術作家の回顧展が開催されていました。
ジブラルダル海峡を子供達と渡るというパフォーマンス
の資料展示。
なのですが、いわゆるコンセプチャル・アートで何も面白くありませんでした。
なんでタマヨ美術館、こんなのやってるんやろうと思ったら、
アリスさんという方は、メキシコに滞在して、活動していたそう。
言葉や映像で補完する展覧会は、好きではないです。
現代美術の悪しき風潮だと考えています。
もうひとつの英国の現代美術作家ステフィンさんの展示のほうが
まだ面白かったです。
全然存じない作家さんだったので、詳細はわからないのですが
グラフィックぽいですね。
夢があった時代なんでしょうね〜イギリスの60年代。
面白い展示の仕方で興味深かったです。
ペーパードールやタイポグラフィなど洒落乙でした。
と只の美術感想文になってしまいました。すみません!
夕方になって
最後の挨拶と取引のためにバルデラス地区へ。
往年のルチャドール、ベイブーフェイスの屋台はもう閉まっていました。
彼が日本で学んだというチャーハンは美味しいのですが、
とにかく量が多いので、なかなか一人ではチャレンジできません。
偶然、出店準備中のエドガーと会いました。
彼はアレナメヒコのアリ−ナ入り口横で、ポスターやらワッペンやら売っています。
早い時間は娘さんも一緒に手伝ってます。
店主がDJなのを知っていて、彼が主催のルチャリブレイベント”Lucharama”で
DJしてくれと頼まれましたが、ルチャファンの前でどんな曲をかければいいのでしょう??
やっぱりスカイハイ??
帰りにレボルシオン駅前のタコス屋台で、最後の名残惜しいタコス。
屋台の脂っこいタコスが、日本に帰ると懐かしくなります。
ということで、夜7時に宿の息子さんに、車で空港まで送ってもらい
今回はスムースにアエロメヒコ航空にチェックイン。
前日に代金を支払い済みだった超過荷物のおかげ?
か、今回は並びもせず、優先的にチェックインさせてもらいました。
一人でカート3つ使用する荷物の量。
滞り無く、成田→ジェットスターで関空→自宅まで帰国。
と、なんとか半年前の買い付けジャーナルを書き終えました。
また来週から買い付けに行きますので、
次回(11月から)の買い付け日誌も、気を長くしてお待ち下さい!
なにか目新しいメヒコネタを探してきます。
そして、
いつも滞在期間の過ぎていくとともに、画像も少なくなっていくのも
注意します!
昨日、ジャパンツアーを終えた生ける伝説ケンブース。
4公演ともフルハウスらしく、主催ドラムンベースレコードの皆様お疲れさまでした!
個人的に一番聴いてるだろうカバー曲で、夏の終わりを感じます。
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