メキシコ買い付けジャーナル’16 【4/3 オアハカ ティルカヘテ&セガッチェ】
- 2016.08.10
- メキシコ
オアハカ行きの夜行2等バスは、あっという間に到着するイメージ。
今回も5時前、まだ暗いうちにソカロ到着。
明るくなるのを待って宿へ向かいます。
ここ最近ずっと泊まってる宿で午前中仮眠。
午後になり買い付けに出発します。
約半年前に来た時は、青空テント食堂街があったのですが今回は
綺麗さっぱり無くなっていました。
オアハカのソカロは来るたび様子が違います。
アバストス市場まで歩き、乗り合いタクシーでサン・マルティン・ティルカヘテ村へ。
アレブリヘスと呼ばれる木彫り人形=ウッドカーヴィングの産地。
他に2つの村で作られていますが、現在最も盛んに生産されている村です。
ウッドカーヴィングについては過去ブログ☞アラソラ村 ☞テハラパン村
買い付けジャーナルでは☞ティルカヘテ村 ☞テハラパン村 も参考にしてくださいまし。
オアハカに着いて何も食べていなかったので、まずは食事。
有名なレストラン“Azucena Zapoteca”へ。
何度か来ていますが、変わらずボニータな店内。
カラベラ(頭蓋骨)だった壁のレリーフがルチャドーレスになっていました。
オーダーしたのは鶏肉の赤いモレ煮込み。
こちらはアーモンド風味のモレソースです。
オアハカは7色のモレが売りなので、いろんな色のモレに挑戦します。
*モレ=混ぜるという意味があるらしいですが、現代はチョコ(カカオ)を使った濃厚なソースとして有名。鶏肉を煮込むか、エンチラーダのソースでしか使われない傾向があります。
意外にあっさりとした風味で美味しかったです。肉は骨付きに限る!が持論。
日曜日で家族連れが多かったですね。
このテーブルにかかっている細長いオイルクロスは絶賛販売中!

村の入り口に工房を構えるファレス夫妻。
入り口にあり客引きもするので、あんまり良く思われてない夫婦かもしれないですが、
話せばかなり親切なメキシコ人です。
ここの旦那が車で連れて行ってくれたのが、伝説の作家イシドロ・クルスの弟さんの工房。
プリミティヴな作風でかなり興味をそそりましたが、販売できる作品は二点のみ!
製作途中の作品ばかりでした……
また秋に来ることを約束して、工房を去りました。
昨年お亡くなりにった、イシドロさんの作品を管理する息子さんがいるそうですが、
オアハカ市内に引っ越したとかで、もう村にはいないそうです。
そして目的地へモート(原付タクシー)で向かいます。
背中の大きな41番が運んでくれました。
訪れたのは前回も来たアンヘレス夫妻の工房。
オアハカの仮面も素晴らしいです。
顧客のお客様のオーダーの買い付けで今回も来ました。
ローマ法王に寄贈するほど、世界的に著名な作家さんの工房だけあって、
訪問客はひっきりなしでした。(村には人気がないにもかかわらず)
確かにハコボ&マリアさん夫妻による、作品や綿密に考えられたギャラリーの展示は、
民芸品の範疇を超えたアートかもしれません。
興味深い本を閲覧。
顧客様のオーダー分を無事仕入れて、一仕事終えた気分に。
アンヘレス工房の真ん前がイシドロ・クルスさんの工房だった様です。
糞暑くて日陰もない村を方々歩く気にはなれず……
目的だった「マルティン・メルチョール」さんの工房へ一直線。
可愛い看板。
この看板の絵の様に、自転車に乗った動物をモチーフにした人形が独特です。
ここ数年は、端切れの服を着た動物の製作に力を入れてる様です。
優しく対応してくれた メルチョール夫妻に感謝。

陽が落ちてきたので、タクシーで向かった先は「サンタ・アナ・セガッチェ」村。
ソカロのアーチを抜けると 〜
お菓子の様なポップな教会が!
17世紀の教会らしく、歴史を感じさせますが最近まで修復していたとのこと。
別室には教会の歴史や、カーニバルで使用する器具が保管されていました。
この村にも独自の民芸品市場や鏡の工房があると知って、やってきたのですが……
日曜は全て閉まっていました!!
調査不足を嘆きつつ、オアハカのセントロに戻りました。
昨年同様、今年も日本で桜は見れないな〜と思っていたら
よく似た花が咲いていました。植樹した桜なのかもしれません。(詳細不明)
宿で休憩し、夜は別の任務が。
オアハカといえば、メスカル。
メスカルといえばブーム以前からこの名店“La Mezcaloteca”にて
顧客様からのオーダーでメスカルを仕入れ。
テイスティングして銘柄を選ぶので、軽く酔います。
メスカルについては☞以前のブログも参考に!
こんなにテイスティングしたので軽くどころか、酩酊しそうでした。
またまた重いメスカルを宿に置いて、友人の版画家ウリエル・マリンを訪ねました。
約束の時間に行きましたが、彼は不在……メヒコではよくあることなので、
隣のお宅に住んでいるフレディを訪ねました。
児童図書館の館長さん。還暦を過ぎてるとは思えない若さです。
時期にウリエルが帰ってきたので、DFから遊びに来ていたアミーガ2人と夕食へ。
前回、連れて来てもらって気に入った” I Love Tlayudas”
セントロの北側のお店は日曜休みとかで、結構歩いて南のお店へ。
アラチェラ(牛ハラミ肉)のトラユダス。
オアハカに来れば欠かせない郷土料理。
このお店はトッピングが自由で、お酒も飲めます。
(メヒコは許可を取らなければお酒が売れない)
サッカーゲームに興じるウリエルとアミーガ(名前失念)
食事の後はウリエル宅でメスカルご馳走になって、近況報告など。
彼の展覧会が日本で見れるのは、次いつでしょうか?
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