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メキシコ買い付けジャーナル’18 【6/28 オアハカ ラ・ウニオン】

朝6時オアハカのソカロ到着。

カンテラライトが照らす街は未だ暗いですが、人は動き出しています。

いつものようにソカロの微弱なフリーWIFIで調べ事など。



明るくなり、泊めてもらうガブリエラの家に向かいます。




次の日曜は大統領選挙。

オブラドールが優勢だという声がありますが、

オアハカでは二大政党の一つPANの候補

アナヤさんの広告が目につきました。








壁にグラフィティやステンシルが多いこの街。

インディオヴェルデなサパタさん。

ふと上を見上げると!

コンパスと”G”のマーク。

現在のフリーメイソンの大幹部がメキシコ人であるという

都市伝説は本当でしょうか??





ADOのバスターミナル裏にあるガビちゃんのお宅に到着。

乱雑な広い庭には、大きなブーゲンビリアの木。

アツォンパのラッパ吹きが迎えてくれます。





優しいガビちゃんの朝食をいただき、9時すぎ出発。

いつも静かなサントドミンゴ寺院の北エリア。

なめらかな坂が続きます

低〜い水道橋を超えると小さなメルカドがあります。




南下してあまりルートには入らないラ・ソレダー教会へ久々に。



個人的なイメージですが、街の象徴であるサント・ドミンゴ寺院より

市民的というか、街の人たちに愛されてるのはコチラのような気がします。

祀られている守護聖人ラ・ソレダー






アバストス市場の乗合タクシーで、同じ方向の客待ちをしていると

ひょっこりウッドカービング職人の

プラシード・サンチアゴさんがやってきました。

息子のエロイとプラシード親子

偶然で、一緒にラ・ウニオン・テハラパンへ向かいました。

プラシード師匠は週に3回、セントロの早朝清掃員の仕事をしているらしく、

かなり眠そうでしたが、いつものように自宅へ招き入れてくれました。

プラシードさんはいつ来てもしっかりとした数の人形があります。

出稼ぎが忙しいエロイも少し得意の人物像を作っていました。

腕がいいのでもっと製作に励めばよいのに…..

切られたハカランダの木。ウニオン村の木彫り人形はこの軽い木が素材に使われています

村の坂を上がり他の職人さんの家に向かいます。






前回に続きセルヒオ・サントスさんにばったり会ったので

お宅に少しお邪魔。

畑仕事が忙しく、長らく製作していませんでしたが

また再開したとのこと。

得意のサボテン角の鹿です。

しかし完成品はありませんでした。

ああ!あとちょっとの塗装なのに……

ウッドカービングのことより、

最近購入したというトラクターの自慢をされました……








セルヒオさん宅から干上がった川の小道を登ります。

のどかな道を歩き、それて野良道に入り

たどり着いたのがマルティン・サンチアゴ師匠のお宅。

片目と耳が悪くなっていたマルティン翁

いつも安定して作品があります。

しかし話していると作るペースが落ちたこと、近いものも遠いものも見えなくなってきたこと。

そして娘さんによると、日本人がたくさん家に来るようになったそうです。

このブログを参考にしてるのかな??

まぁ情報が少ない村なので。






あとは道向かいの弟キリーノさんのお宅でも仕入れ。

奥さんと娘さんしかいませんでした。



最後はカリストさんとその兄弟のエルネストさんの作品も仕入れて

目標数達成。

カリスト夫妻は奥さんが塗装する分業制なので、仕事が早いです






帰り道は舗装された車道を下ります。

野犬が少なくなったので助かりました。(大きい犬が苦手です)

この村はいつまでもこの光景が続いて欲しい






ウニオン産ウッドカービングはこちら







アバストスからは歩いてセントロへ戻ります。

20 de nov通りでかごバッグをチェックしたり、

パペルマチェ(張子)のおもちゃを探したり。



メルカドの食堂街で昼食。

逆光ですみません….

適当に入った食堂でコミダコリーダ(昼定食)

メインはモレ・アマリージョ。

鶏肉が出てくると思ったのに、硬いパサついた牛肉で失敗しました…

屋台と食堂のチョイスは自信がありますが、失敗もまた勉強になります。







食後、セントロを北上。






春先にメキシコシティで開催されていた「シリアルキラー博覧会」

今はオアハカでやってるみたい。






北へ行くほど、コロニアルな雰囲気の街並み。

目的の店が閉まっていたので、一旦帰ることに。








ガビー宅に戻って、閉まっていたお店”teresita#の店主ビクトルに連絡。

1時間後戻るというので、少し休んでまた出発。




サントドミンゴ寺院の周辺は洒落た店ばかり









teresitaで少し買い付けをした後は、サウルのおっちゃんがいる

ミスセラニアへエロン・マルティネスの陶芸をチェック。

で、でかい!

プエブラ州アカトランの有名な陶芸作家だったエロンさんと

友人だったらしいこの店の主人は、博物館クラスの

貴重なマルチネス作品を一応販売しています。

(普段は隠れています。隠してる?)







☞エロン・マルチネス工房については過去ブログを参考に。

☞この外からはわからない民芸品店については春のオアハカ日誌を。


マルチネス作品を買う気満々で行ったのですが、

価格と作品を照らし合わすと

アメリカの骨董店のほうが安いのでは?と考え直し、結局何も仕入れず。






何年もずっとこのエローテ(ゆでとうもろこし)リアカーはここにある。






夕暮れがもっとも美しいと思う、サントドミンゴ寺院。

ミサの時間帯では寺院内で賛美歌が歌われています。





気づけば空は暗い
歩けば足元に墓標があることも(危険という意味ではありません)





夕食にと少し回り道をして、ラス・リブレス通りの老舗トラユダス店へ。

肉もトルティージャも屋外で炭焼き

オアハカ名物タサホ(牛干し肉)とロンガニサ(腸詰ソーセージ)

をトッピングに。ここのトラユダスはとにかく大きい。70ペソ(約400円)

外でも店内でも食べれます















さすがに11時は眠くなり、就寝。

オアハカは全然、朝夜ともに過ごしやすい。

明日も頑張ろう。








先週末、大阪でソロライブがあったフィンランド人のjimi tenorさん。

行くつもり満々でチケットも予約済みだったのに、

事情でいけませんでした。

“outta space”聴きたかったな……






25年前の曲ですが、50~60年代にあってもおかしくない

時代を超越したスペースエイジの名アルバムです。