メキシコ買い付けジャーナル’16 【4/8 メキシコシティ D.F.】
- 2016.09.24
- メキシコ
地獄のバスは、真夏のような気温のヴェラクルスを通過して
プエブラに入ったのが、朝8時。
プエブラの高速道路が渋滞で、メキシコシティのTAPO(東バスターミナル)に到着したのは
午前11時。
バスに20時間乗っていた計算になります……辛かった。
宿にチェックインして、少し休み
お腹が減ったので、昼食にイダルゴ駅前のタコス屋台。
充実したギサード(おかず)のタケリア。
そしてファレス地区の[M・Y・T美術館]へ。
3月から5月までオノヨーコさんの展覧会が開催中ということで、来てみました。
館内の大きな窓から。アラメダ公園の真ん前にあります。
学生証を駆使し、60ペソ支払って入ったのは、どうやら常設展示だったようです。
“Memoria Y Tolerancia”(記憶と寛容)という名前の通り、
世界中の差別や暴力の現実を提示する美術館のようで、
売り?はこの実際に使用されたドイツのトロッコ列車。
アウシュビッツ収容所にユダヤ人を搬送するのに、使われていたものの実物。
勉強になる面もありましたが、どこまでも辛いリアルな歴史を見せられると、気持ちもどんより。
バスの疲れが余計、増大したかも….
やっと、オノヨーコ”Tierra De Esperanza”(希望の大地)展にたどり着きました。
メキシコの差別の現実の象徴として、チアパスのインディヘナの写真が展示されていました。
観覧者のメッセージ落書きコーナー。
自身の代表的なインスタレーションの展示で有名な作品ばかり。
透明の迷路内で体ごと壁にぶつけてしまい、メキシコ人学生カップルに大笑いされる始末。
有名な虫眼鏡で見る”YES”
メキシコの地図に”Imagina La Paz”(平和の想像)という文字のスタンプを押していきます。
メキシコシティ周辺はスタンプ押されすぎで逆に真っ黒(笑)
割れてある食器を、バラバラでも修復する作品
一階のロビーに設置された白と白のチェス
パテオには七夕のような願いを書いた紙を木に吊るす。
などなど参加型インスタレーションとわかりやすいメッセージ。
60年代のカット・ピースのパフォーマンス映像もあり、広くないですがまとまった
充実の展覧会でした。
個人的にはフルクスサス時代の作品や映像があれば嬉しかったのですが。
ミュージアムショップはかなり充実していました。
面白いアイテムの製造元をチェックしたりします。
週末のセントロの夕方。人が多いです。
ファレスからメトロブスでローマ地区まで。
ポップなポーチでおなじみ”Wajiro Dream”のオフィスで仕入れ。
デザイナーのパコさんは10月に日本に来るのだとか。
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帰りやたら流行ってる屋台でケサディージャ。
待ってる間に雨が降ってきてしまう。
止むまで待って、歩いてアレナ・メヒコへ。
ルチャは見ませんが、挨拶と少し買い付け。
屋台でエローテ(茹でトウモロコシ)。
マヨネーズで真っ白です。
のんびり歩いて帰りました。
革命記念塔の側道では、若者たちの大道芸やダンスに太鼓などの練習で賑わっています。
夜はパッキングに明け暮れて。
明日は買い付けラストデイ。
現在来日中のアイ・スリーの一人、マーシャ・グリフィスさんが歌うジョン・レノンの名曲。
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