メキシコ買い付けジャーナル’19 【7/12 オアハカ封鎖 前編】
いい具合に眠り8時くらいに目覚める。
サンクリを9時に出発して12hで到着のはずなのであと少し、のはず。
しかしバスはなぜかずっと停車しているよう。
窓から外をみても把握できず…..
一旦外に出てみることに。
ずら〜と車が並んでいます。
事故かなと思いましたが、理由を理解するのに時間はかかりませんでした。
どうもオアハカ名物?ブロッケオ=デモ封鎖に遭遇してしまった!
近くにあった売店。
いつから封鎖されてるのかわかりませんが、棚はスッカラカン。(コーラだけはたくさん在庫が!)
自動車工場のトイレは大賑わい。さぞかし儲かったことでしょう。
と悠長なことを言ってはおられず、一本道の国道で引き換えすこともできなさそう。
10分ほど歩き封鎖現場に行ってみました。
この幕に書いてある言葉だけでは意味がわかりませんでした。
オアハカは2007年くらいから教職者組合によるデモが度々問題になっています。
空港からやメキシコシティからの国道やソカロを封鎖して交渉の手段としてきました。
しかし道を占拠している人たちは、先住民系の一般市民のよう。
ざっと300人はいたでしょうか。
標識からオコテペックという地域で起こったことがわかりました。
ミトラのすぐ下の地域。
インターネットの記事が残っています。
何かの会社の中で不当逮捕された勾留中の人の解放と、州知事との聴問会を求めているよう。
いつもいつも旅はスムーズにいかないですが、まさかブロッケオにはまってしまうとは…..
「堪忍したってえなぁ」としか言えませぬ。
ピーニャと呼ばれる葉が切られたアガベの根元が積まれています。
たくさんメスカルが作られてるんでしょうね……
一旦バスに戻り(wifiがあるので)状況確認。
持っていたインスタントコーヒーをぬるめのお湯で作りブレイクタイム。
だらだらバスの中のテレビで映画を見ていたりしましたが、
少しずつ動き始める乗客がでてきました。
運転手に話を聞くと、「まぁ日暮れまで続くんじゃないの〜」と言うので
意を決して自分も封鎖の向こう側に歩いて行くことに。
ただし荷物が多く重いので大変。
少しずつ運んで、40分くらいかけてバリケードを突破しました!
幕にはマフィアサービスのムラト。ムラトが州知事の名前らしい。
オアハカ中心部から来る乗り合いタクシーやバスも引き換えせねばならないので、
それになんとか乗り込めればという算段です。
この時点で12時を回りました。
封鎖出口で待つと5分も経たずにシャトルバスがやってきました。
自分が乗っていたADOとは違うバス会社が派遣したもののよう。
本当はそのバス会社の乗客しか乗せてもらえない感じでしたが、
ある家族が「彼も一緒だった」と運転手に言ってくれたので、乗せてもらえることに。
ありがたい〜。メキシコ人はやっぱり優しいな。(一般人は)
なんとか助かりました。
もちろんオアハカへの道も大渋滞でセントロに着いたのは午後2時半。
球場が見えたらもうハラトラコ地区。
いつも泊めてもらっているガビちゃん宅が満員で。友人ウリエルも新婚旅行で
いなかったのでAIR B&Bで予約していた宿へ。
到着時間にかなり遅れたので家主は不在。仕方なく隣のカフェで待つことに。
昔来たことあるカフェでした。
好物のフラッペチーノ。
カフェのおばちゃんが家主に電話してくれたようで、ほどなくして戻ってきました。
パテオがある大きな家だ!
離れに個室ルームが2つ。
200ペソにしてはシャワーも室内にあってイイ感じ。
もう夕方なのでセントロで買い付けを進めることに
てくてく歩いてまずは顧客の方からのオーダーであるメスカレリアに向かいます。
7月のオアハカはめちゃくちゃ観光客が来る季節。
毎日パレードがあるのか、大きなトリート(爆竹を仕込んだ牛の張子)を積んだトラック。
サントドミンゴ寺院裏ではステージ建設中。
人が集まるシーズンは青空市場が並びます。
民芸品フェアの詳細なスケジュール。週末はワークショップが盛んです。
歩いて歩いて街の南へ。
通るたび違う「山車」 カサ・デ・アルテサニア前
オアハカの街はやっぱり歩いていて楽しい。人気があるのも納得できます。綺麗だし。
お気に入りのリサイクルショップにきました。
いつもオッ!というものがありますがこの日は不作。
路地が好きです。(中上健次の影響か….)
一部屋150 ペソで安いですが時間制。いわゆる売春宿です。
そおいうエリアですが最近あんまり娼婦が立っていないですね。
観光に力入れてるから圧力がかかっているのかも??
と長くなりましたので後編へと続きます。
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