メキシコ 買い付けジャーナル’21 【5/27 CDMX 再会と破壊】
朝8時起床。
よく眠る。
キッチンで朝食食べながら、昨夜凍らせた水のペットボトルで足首を冷やす。
足の靭帯損傷のこともあり、今日は買い付けはなしでPC業務とパッキングをすることに。
午前中は梱包作業。
10日間で130~150サイズのダンボールが6ケース。なかなか良いペース。
気づけば午後1時で、ランチに道向かいの屋台へ。
隣の個室部屋に住んでいるファミリーのお店。
息子のレオくんも昼食中。6歳でもタコスにしっかりライムを絞っている。
昨夜仕込んではったカボチャの花とシャンピニオン(きのこ)のケサディージャ。
青トウモロコシのトルティージャなので1つ20ペソするが美味い。
メキシコではもう1年以上学校が閉鎖されていて、午前はオンライン授業、
午後からはやることなく、隣のジュース屋台の息子と毎日遊んでいるらしい。
パンデミックになり世界中で最も可哀想なのは子供達に間違いない。
夕方まで、PCで未更新の商品をwebshopに掲載する作業や、少しずつインボイスに手をつける。
午後5時、約束していたマヌエル師匠の倉庫に行くため、足首に湿布3枚貼って徒歩でゲレーロまで。
ミナ駅の近くにあったタケリア。老舗のようでいい感じの店構え。
腹が減っていなかったのでまた食べに来よう。
ゲレーロ駅前の屋台の床屋。並んでまで待つのは安いから?それとも腕がよい?
ちなみにメキシコ人は結構並ぶのが好き。
待たされることに慣れている国民性なのかも。
こちらも、まるでブリキ絵のような年季の入った看板のタケリア。
カルニータス(豚煮込み)を売る肉屋やタコス店は大体 “Los Kuinitos”という名がついている。
カルニータスの調理法が生まれたミチョアカン州キロガの本家の屋号の名だが、
メキシコ中の店が真似て名乗ってる。
日本なら中華料理店が全て「王将」と名乗るようなものか….
それとも全国の腰の強いうどんを出す店が、「讃岐うどん」と名乗ってる方が近いかな??
こちらはいつも大賑わいの”Los Machetes de ampalito”
マチェーテ=大鉈のような長〜いケサディージャで有名。
パラジェバろうかと思いましたが既にオーダーストップ。
焼いてる分はUber Eats用だとか。
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15分くらい歩いて到着。
ゲレーロのルチャ壁画の前ではい、ポーズ。
マヌエルとウイリーの倉庫でめぼしいものがないかチェック。
オススメされたチャロ=カウボーイ衣装を着たマネキン。
悩むことなく購入!
師匠に因んでマヌ君と名付けました。

マヌエル画伯の新作ニチョ。 絵が….😂
ダダーンと開けると死神と麻薬聖人たちの装飾。
このチェアシリーズはフランスからのオーダーだそう。ちゃんと送れてるのかな?
昨年コロナ禍で買付を頼んでいましたが、なかなかひどい梱包でした….
写真ないですが、大きくてヘビーなジャガーの香櫨も購入。
重すぎて今回の買い付けでは送らず、メキシコシティに置いたまま…..
大荷物なので帰りはUber。
少しビールを飲み休憩。
午後8時、メトロブスを乗り継いでローマ地区へ。
友人のカルロスに連絡したら、今日このイベントにバンドで出ると聞いたので
久々にアリシアへ行く。
先日コロンビアであったデモで一般市民と警察が衝突、警官含め10名以上死亡者が出たとか。
首都ボゴダだけでなくカリやバランキージャなどでも2週間以上でも続いてるらしい。
原因は増税だそうだが、パンデミックのストレスは世界中溜まっているだろうな。
そんなコロンビア出身の女性アーティスト主催のデモを支援するイベント。
実にこの文化スペース、アリシアらしい企画。
トイレには25年の歴史を感じさせるポスター。TIJUANA NO は今何やってる??
ちょうどカルロスのバンド “La Redada” の演奏が始まったところ。
前にCDもらったので聴いたことはあるが、ライブは初見。
インストだが、チカーノファンクやアフロっぽいビートに、古いラテンやブーガルー調の曲があったり
なかなか多彩。
DJであるカルロスの好み全開という感じ。
マスクしながらドラム叩いて歌って….かなり大変そう。
一昨年、DJ TROPICAZA として来日して大阪では我が家に泊まりました。
その時は息子が入院中で、3日間もいたのに何もアテンドできなかったのが心残り。
久々に会って「コロナのこんな時によく来たな〜」と。やっぱりそう思われてるのか(苦笑)
スクリーンでは風刺の効いた映像。
コロンビアのパレンケ音楽の女王 トト・ラ・モンポシーナのような出立ちの女子。
オープニングにパレンケ音楽のルエダ (輪になって踊るダンス)に出演していたらしい(見てませ〜ん)
☝︎こおいうの。
司会がコロンビアの惨状を問うています。
メキシコには仕事を求めてコロンビアから移り住んできた人が多く、中南米では一番の友好国かもしれません。
転換の間にビール。この小さなカウンターから売ってるものはビールか水だけ。
列で待っていると、女の子に話しかけられる。 ドキッ….
「あなた2日前、サンミゲル・デ・アジェンデにいなかった??」
ん? なんと!!
サンミゲルの宿の同じ部屋の上のベッドに泊まってた娘だった!! ワオ。
足を負傷した日でめっちゃ早く寝たため、ほとんど話すことはなかったが
まさかアリシアで再開するとは〜。
ボゴダから旅行に来ていたアンヘリカちゃん。
ビールを奢ってイロイロ話す。
1ヶ月滞在するとかで、Watts Appも交換したので今度タコスでも食べようと
約束するものの、この後、ずっと仕事が忙しく連絡するのを忘れていました…..
店主はこんな感じでメキシコで偶然、人に再会することが多く、この国に縁があるなぁと
感じている出来事の一つです。
次に登場はホストである”Terrorista Del Sabor”
グラインドファッションに身を包んだ小さな女性。
クンビアのバジェナートスタイルでアコーディオンを弾きメッセージを発する。
他のメンバーはサポートのよう。
コロンビアの音楽も結構オトコ社会なのでこおいうアーティストは珍しいと思います。
そしてトリは地元メキシコシティの”Son Rompe Pera”
大きなマリンバが運ばれてきて、何が始まるのかと思いきやなんちゅうパンキッシュなクンビア!
“Cunbia is The New Punk”というTシャツをメンバーは着用(笑)
その両隣のメンバーは最初から裸!
A・ランデロの名曲をバンド名通り破壊的にカバー!
みんな踊り猛る!
知らないバンドだったが凄いライブ見たな。
通常のキャパの75%ということで90人リミット。
これくらいがちょうど良い。
アコーディオンを背負って帰る女性。なんかカッコいい。
1番手のLengualertaは見れなかったので、動画を貼っておきます。
コロナ禍になる前から、地元大阪では出歩くことをやめたので音楽の生演奏を大勢の人と聴くなんて
2年ぶりくらいか。
最後に見たライブは磔磔でのストラーダの名演奏。感動したので動画貼っておきます。
音楽を生で聴くのはメヒコでもかなり久しぶりだった。ビール5杯も飲んで腹タプタプ。
メトロブスで戻り、レボルシオン駅前でカルド・デ・ポジョ=鶏のスープ。
酔ったときはいつもココの屋台。
大きな手羽元入りで35ペソ。
でっかいトルティージャもついてくる。
満腹になって帰宿。
即寝。
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