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メキシコ買い付けジャーナル’21 【6/6 トクアロの仮面】

ハッと目覚める。

もはや時間の感覚もなかったが、悪寒はなく熱も引いたよう。

しかし病後の疲労感あり…..あと下痢は収まらず。

 

10時ごろ支度してチェックアウト。

荷物をホテルに預かってもらい出発。

 

 

 

まずは葦細工と焼き物の村ツィンツンツァンへ。

 

 

パツクアロ湖の周りの幹線道路にはもちろん、物売り多数。

 

放牧風景。のどかやのぅ。

 

 

30分ほどで到着。

パンデミック前は驚くほど安かった椰子細工や竹の民芸品。

びっくするほど高くなってた….

 

しかしめげずにいろいろ買い付けました。

 

ツィンツンツァンの繊維細工はこちらから。

 

土器とは違うしっかり高温で焼いた陶器。

これもこの村の特産品だがあまり触手が湧かず。(値段も高い)

 

チュスパタ(繊維で編み上げる技法)のランチョンマット。

を干してる光景。雨にでも濡れたか?

 

今日は日曜なのでコリプス・クリスティの行進がありました。

 

そしてこの村で有名なのがパンテオン=墓地。

村の入り口にあり、死者の日には厳かな装飾が施されます。

 

見上げればヤカタ遺跡のピラミッド跡。

この周辺の プレペチャ族の最後の聖地らしく、15世紀に作られたそうです。

 

他にも魅力的な木工家具も作られています。

 

カミオンを待つ間見た光景。見るからにワイルドで美味しそうなケサディージャ。

下痢じゃなかったらなぁ。

 

 

カミオンはセントロまで。

日曜日なのでソカロは賑わっています。

 

体調はいくぶんマシになったものの。

今度は痛めていた右足甲が疼きだした….

 

まだ帰りのバスまでは時間があり、そう遠くないということで

またカミオンに乗り込み、トクアロという村に向かいます。

道路沿いで刺繍服を売るおばあちゃん。誰も来なさそうな……..

 

パツクアロの幹線道路から30分ほど。街に行くまでに目的地はありました。

目的地はどう見ても鶏肉屋さん。

店にいた女性に仮面の工房のことを尋ねると

「あ〜ここだっせ。今開けるからちょい待って」

てな感じで待機。

 

中に入るとしっかりした仮面が飾られていた!

ここはJuan Carlos Sieeraさんという職人さんの自宅。

このようなラッカー装飾を施したディアブロや伝統舞踊のための

仮面を製作しているようです。

本人は不在でしたが、奥さんから少しお話を伺うことに。

ファン・カルロスさん一人で全て手がけるため製作に時間がかかる。

受注生産が多く、販売用には作っていないとのこと。

装飾前の堀が終わった仮面が置かれていましたが、かなり高度な技術だということが伺えます。

こちらは水木しげるがモレーリアで購入したという悪魔仮面。

 

水木しげる先生のメキシコ紀行本でも紹介されたディアブロの仮面も

このトクアロで作られたものでしょう。

 

少し古い時代のものを数点買い付け。

 

現在、在庫はこちらのみになります。

 

 

 

帰ろうと反対車線のバス乗り場の前にも仮面の工房がありました。

こ、これは!

この時代にまだ木のうねりを生かしたプリミティブな造形物が作られているとは…..

 

利根山光人先生の「メキシコの民芸」でも紹介されています。

 

 

そのまま宿にもどり預けていた荷物をピックアップ。

真ん前にバスターミナルがあるが、フェンスに阻まれているので

二往復もして一苦労。

さすがに何かお腹にいれようと、ヨーグルトとカカワテ(ナッツ)と水。

 

午後5時ごろバスはメキシコシティへ。

疲労でほとんど眠っていて10時ごろに北ターミナルに到着。

 

ターミナル出口まではポーターにお願い。

小銭が20ペソしかなかったのでそれを渡すと、

少なかったのだろう、ピンチェだのカブロンだの文句言われ….

このメヒコのポーターシステム、はっきりした定額料金制にしてほしい….

 

Uber呼んでアミーゴまで。

 

胃に優しい味噌汁が夕食。アマノのドライフーズはほんとうに美味しい。

 

連絡などして12時過ぎ就寝。

 

 

 

 

 

最近知ったLEYLAさん。 今年の旅のお供です。