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メキシコ買い付けジャーナル’16 【10/16 パツクアロ】

春に続きやってきたミチョアカン州のパツクアロ。

☞前回のパツクアロはこちらのブログ。

 

朝起きて空腹のため、とりあえず街中へ。

 

こおいうカフェにはまず行かない主義です。

 

精をつけるため朝からソパ・デ・メヌード=ホルモンのスープ。

オレガノをがんがん入れて食します。

 

 

老夫婦も何もしゃべらず夢中で食べていました。

 

 

巡回バスで船着場へ行き、ハニッツィオ島行きの往復チケットを買います。55ペソ。

 

 

 

日曜なので人が多い。

 

山に囲まれた湖を進みます。

 

15分もするとぽっこり浮かぶ島が見えてきます。

 

上陸前にわかさぎ釣りのパフォーマンスが必ずあり、船をカヌーが囲みます。

 

 

 

ハニッツィオ島に無事上陸。店主は2010年に島を訪れています。

 

この島は死者の日の儀式で有名。11/1は世界中から観光客がやってきます。

そのお目当てはこのパンテオン=墓地。

 

死者の日の2日間、島に暮らすタラスコ族(プレペチャ族とも呼ばれます)の人々が

墓を盛大に飾り立て、夜通し祈りを捧げます。

☞死者の日についての過去ブログ

 

広くない敷地に観光客が多数押し寄せる光景は、

正直ハニッツィオの人々には気の毒だと感じました。

しかしその期間、島に大勢人が来て景気が良くなるので仕方ないのでしょう…….

 

 

メヒコの墓地はどこも落ち着きます。なんせ喧騒から逃れた静かな場所なので。

 

 

急な傾斜の坂道を登ります。

 

頂上にそびえ立つモレーロス像。独立運動に活躍した英雄です。

 

狭いですが像の中に入れます。

壁はすべて独立運動の絵です。

 

頂上の展望室からの眺め。

 

公園を見下ろします。

 

 

降りて公園で一息。

 

ヒカマがいっぱい入ったミチェラーダ。

 

 

 

坂を降りる際、いい民芸品店があったので少し買い付け。

 

船着場には名物わかさぎ揚げの屋台。

 

個人宅を改造した水族館があるようです。行きませんでしたが面白そう。

 

帰りの船はボチボチの客数。

 

 

帰りはカヌーのパフォーマンスがない代わりに大体、楽団の演奏が始まります。

軽快なランチェロ音楽を奏でるオジさまたち。

 

 

パツクアロに戻り、船着場からバスが来る道を歩いていくと

大きなウッドオブジェの工房がありました。

メヒコから大きいものを輸入するという夢は諦めていません!

が、なかなか難しく……….メヒコ現地で折衝する時間がかなり要ります。

 

なかなか良さげな工房でした。

 

バスでセントロに戻ります。

車内でバケツ2杯のドラゴンフルーツを運ぶおばさん。

 

 

午後3時 “La Tradiccion”というミチョアカン料理のレストランで昼食。

 

食べたものは、名物だという”Aporreadillo”という料理。

 

ブッカケごはんみたいなのが出てきてビックリ。ボリュームがあって美味しかったです。

 

ここで使われていた椅子。こちらもエキパルチェアだそう。

ハリスコ州のブタカタイプとはかなり違いますが、背もたれが高く実用的かも。

 

 

夕方までキロガ公園の周辺にあるバザールやショップで買い付け。

質のいい調度品を扱うお店もあります。

 

2週間後に迫った死者の日に向けて、砂糖菓子が並び始めました。

 

ミチョアカン名物 「老人のダンス」

 

日も暮れて無事仕入れも終了。

 

明日はメキシコシティに戻るので、宿でパッキング仕事。

ホテルに貼ってあった民芸品のイラスト地図。

 

湖の周りそれぞれの村で生産されている物が違います。

時間があれば全て周りたい!

 

 

 

 
昨日10/17はセント・パトリックというアイルランドの祝日でした。
スペイン語ではサン・パトリシオ。
アメリカと国土をかけた戦争をしていたメキシコ軍に、アイルランド移住者800人が加わり
一緒に戦かったものの敗れ、処刑された悲しい出来事がありました。

それを基に国境音楽家ライクーダーさんが、アイリッシュトラッドの雄チーフテンズとともに
ハローチョやノルテーニョのメキシコ音楽との融合を試みた、興味深いアルバム。