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USA 買い付けジャーナル’19 【12/1 アリゾナの銀河】

なかなか時差ボケが抜けず、深夜目覚めてしまい明け方にやっと眠れました。

 

なんとか起床してチェックアウト。9時ごろに出発。

今日は快晴。車もほとんど走っていない日曜日。

 

街の郊外の牧場跡地で第一日曜に開かれるフリーマーケットへ。

 

“Medella Vina Ranch”  ランチはスペイン語ではランチョですね。

 

 

かなり大きなマーケットだと聞いていましたが、アレレ?

 

面積は広いですが出店者が少ない…..

ボツンと営業する出店者たち。 感謝祭のホリデーで少ないのかもしれません。

 

 

ネイティヴアメリカンのラグや陶器。

高かったですね~。 何点かあったオアハカのビンテージポータリーは確保。

 

ラグの染料の原料を記したフレームアート。

これ今見たらすごいイイですね。 なんで買わんかったのやろう….バイヤーとしてはまだまだ甘いのだなぁ

 

 

 

ちょいちょいいらっしゃる、年季の入ったカウガール。

 

 

9時台ですが、フードトラックが出ていたので朝食兼ランチ。

 

3種類のタコスとライス、ビーンズのコンボ。8ドル。

かなり腹が膨れました。

 

 

 

屋内会場もありました。こっちのほうが賑やか。

 

年齢層が高いなぁ。アンティークやらビンテージてやっぱり歳行かないと興味わかないか〜

(かく言う自分もそうでした)

ジュエリーを売る人生のベテランカウガール。

 

期待より買い付けできず、10時半くらいに早めの出発。

 

ルート10を少し走ると見えてきた、星条旗と大量の飛行機。

 

民間機専門の飛行機パーキングで、乾燥した気候が機体を長持ちさせるそうです。

 

長〜いコンテナ列車を見ているこの時は、まだこの日の地獄を予感させません……

 

 

小高いレッドロックを横目に走ってすぐ後……

 

いつもまにか一番右の車線だけ渋滞してます。

 

カサグランデあたりで車線が別れますが、こっちの目標はフェニックス。

そのままハイウェイから降りず10号を走っていましたが、大渋滞になり牛歩のようにしか

進めなくなりました……

 

荒れた横断地帯を横切って、反対車線へ引き返す車がチラホラ。

う〜ん、どうしようかと迷いながらダラダラと。

 

通常2時間で行ける距離ですが、なんと!渋滞を抜け出したのは6時間後……

この間、インスタグラム更新したり文庫本読んだりしながら蛇行運転していた記憶があります。

 

 

原因は玉突き事故。

アメリカの田舎のハイウェイは一本道なので、こうなると抜ける方法はないようです。

 

本線は閉鎖され、路肩から抜け出しました。

 

フェニックスで少し買い付けをするつもりでしたがもう夕暮れ。

 

今夜の宿泊地アーコ・サンティを一路目指します。

ただ山へ向かうルート17も事故渋滞で、ついていない一日。

 

メールでチェックインに遅れることを知らせて、ゆっくり進むように。

(夜の運転苦手なので)

 

18時半ごろ山道を降りて進んだ先に、発見した看板。

アリゾナには何度か来ていますが、ツーソンやフェニックスからLAに折り返すだけだったので

今回少し羽を伸ばしてみました。

 

 

2015年くらいからメキシコ帰りに米国に寄るようになりましたが、その時から

いつかフランク・ロイド・ライトの建築空間「タリアセン・ウエスト」へ行きたいと考えていました。

しかし最初にアリゾナに来たのは7月で、夏の閉館シーズン。

また違うシーズンも週2回の館内ツアーの予約のみで、なかなかハードルが高い…..

 

この建築雑誌で下調べしていたときに、もうひとつ目に止まった記事が「アーコ・サンティ」

ライトの下、インターンで建築を学んだパオロ・ソレリという建築家が創設した実験都市があるという。

 

今回はニューメキシコへ行くので、その途中にあるので寄ってみようとwebサイトを見ていたら

なんと宿泊できるとのこと!

 

ライトアップされたコンクリートの建築はどこか宇宙的。

 

 

 

レセプションに行くと誰もおらず、(チェックインは17時までだった)

宿泊者の名前と部屋の鍵がケースに入ってぶら下がっていました。

 

それから少しまた車で進んだ先に駐車場があり、丘の上に宿舎があります。

 

 

 

部屋はこじんまりとしていますが、ミニマルでモダンな空間。

バストイレ共同の部屋は35ドルで格安です。 しかもテントサイトでキャンプだったら10ドルだそう。

 

ここの工房で生産されている素焼きポット。プリミティブな素材にシャープな文様の折衷具合がかっこいい。

 

 

そして周囲は明かりはないですが、素晴らしい夜空が照らしてくれました!!

 

 

この旅の前に携帯電話の機種を変えて、Google Pixel4にしたのですが

夜景モードで撮った写真がこちら!

 

スゴイすごい!

この星空を撮影するのには、固定して4分間もかかりますが、素晴らしい写真が撮れます!

クレーンのインダストリアルな雰囲気も未来的。

 

この銀河を眺めながらワインを1本開け、カップヌードルをすすりながら夜を過ごし。

 

部屋のバルコニーからの眺め。

 

自分は都会っ子なので、こんな景色を見ると感動してしまいます。

静寂の中、「この銀河を息子にも見せてあげたかったな」と寂寥な気持ちになって涙そうそう。

 

酔いも回り12時就寝。