USA買い付けジャーナル’19 【12/7 LAから終い話】
12/7
4時ごろ目覚めてしまい、まだ闇の中ですが出発。
国立公園脇のハイウェイに入ると、延々同じ光景ですぐ眠気…..道路脇に停車してまた睡眠。
起きたら朝6時前。朝焼けが綺麗な空。

出発していつも行くチルコサミットのSAで歯磨き洗顔にコーヒー。
風車が見えてきたらやっとそこはカリフォルニア。
10時ごろLAに入る。土曜でも渋滞気味。
ハリウッド方面へ。定宿近くのスワップミートへ。
お気に入りのLACCの土曜のガラクタマーケットは
メキシコ系とチャイニーズばかりの素敵な場所。
駐車後、会場に向かう側道にあったホームレスの館。



50セントのROPA=スペイン語で衣類

小雨でも盛況。予想外にここで40ドルも仕入れてしまい、キャッシュ少なく。
フードトラックで朝食兼ランチ。
充実したメニュー!
ピクルス、フリホール(豆)ラバノ(ラディッシュ)など取り放題。
皿に何にもないのに、これだけ大量に取っていく人がまぁまぁいて、メヒコとの違いを感じます。
(メキシコでは貧しくても、そんなことする人はいない)
ポソレ8ドルとカルニータ&トリッパのタコス2ドルずつ。
大雑把な味でしたが、量が多く空きっ腹には助かりました。
一旦チェックインしようかとクニコハウスへ行きますが、お留守。
先にサイプレス方面のゴールデンカレッジのスワップミートへ。
ここ大きい規模ですが、雨でベンダー少ない…..
“WIL MART”はいつも大盛況。
収穫少なく、帰り際ロングビーチへ。
洒落たカフェやビンテージのショップが並んでいます。
レコード屋にも行ってみましたが、パンク推しでした。

ちょこちょこアンティークモールもあるので、3軒ほど周回。
今時のインテリアストアには西海岸らしいクラフトが並んでいます。
発見。これが噂のトゥーリーズ。
チアパスのぬいぐるみ=アニマリートのことですが、何年か前日本でもTVで紹介され一瞬話題になりました。
しかしタコしかなかったです。現地の職人にオーダーしてタグもつけているようですね。
どこかで見たようなユニコーンヘッド。コレもメヒコ製でした。
港の方にあるモールへ。
ヤードセールと行った雰囲気。メキシコのものは少なかったので、退散。
夕方やっと宿へ。LAでは必ずお世話になる宿です。
とりあえずビールを買いに斜め前の食料品店へ。
なんと!宿主のクニコさんが夕食を作ってくれました。
「カルド・デ・ガヨ」チキンと野菜のスープ。
あとでお兄さんのケンさんが「チャンプ〜ラ〜とうちらは呼んでる」と教えてくれました。
沖縄出身の日系の方らしい呼び方。ペルーに住んでいたのでスペイン語でも話をします。
スープはこの旅で最も美味しかったのは言うまでもありません。
いつもより少し狭目ですが、問題まったくなしの個室。
なんせ3日ぶりのベッドです。20時ごろ気絶するように入眠
12/8
朝7時起床。深く眠って目覚め最高。
コーヒーいただいて出発。
8時半頃ローズボウルへ。
通常入場で9ドル。
客は多いですが、ベンダー少な!
それでもなんやかんやメキシコのものを発見、最後にいい買い付けができました。

ここにもオアハカのメルカドバッグが売られていました。50ドル前後。
この屋台でなにか食べたかったですが、キャッシュが残り12ドルで諦めました…..
いつもより買い付けも早く終わり、今回全ての仕入れ終了。
宿に戻り、12ドルで食べれる店を歩いて探します。
アメリカの人たちもやっぱり並ぶんですね….
この不思議な教会の前にあった韓国の定食屋へ。
8ドルのスパイシーラーメンをオーダー。
ワオ! 辛ラーメンに野菜のせただけかいな!
しかし久々の白米にありつけました。
宿に戻り最後のパッキング。
3時ごろにチェックアウト。
日曜も営業しているハリウッドのFedexにて発送業務も終了。
一路空港方面へ。
予定より早めにレンタカーを返却。
空港近くのいつものドミトリーホテルへチェックイン。
ビールを買いに行くついでに見つけたモンゴリアンBBQの店で最後の晩餐。
好きな具材をボウルに入れて女性に渡すと…..
大きな鉄板で蒸し焼き。
ソースも選べたので醤油味に。
出来上がったのはエスニックな焼きそばでした。9ドルですがしょうもないハンバーガーよりOK
買い物も終え、寒さで誰もいないプールサイドでかっ喰らう。
シャワー浴びて雑魚部屋のベッドに入って読書したらあっという間に眠ってしまっていました。
12/9
朝7時前起床。
フライトなのでもう少し眠りたかった。
ホテルのシャトルバスで空港へ。
チェックインして、一杯だけビール。
ジョージネルソンのバブルランプがいっぱいのバー。
LAXの旧管制塔を肴に。
13時 JALのフライトで帰路。
何気なしに見た映画 「素晴らしきかな、人生」
フランク・キャプラの「素晴らしき哉、人生!」の現代版かと思っていました。
クリスマスの話やし。
しかし…….
まさかウィル・スミスに泣かされるとは思いませんでした。
娘を9歳で亡くし、呆然と社会生活を送る主人公の会社社長。
段々おかしくなってると案じた友人の会社役員たちが、彼に正気を取り戻させようと一芝居打ちます。
「バードマン」のEノートン、「ナルコス・メキシコ編」のマイケル・ペーニャが友人役で
馴染みがあり、ストーリーに入っていきやすかった。彼らの話は割愛します。
娘が亡くなった理由は最後まで明かされませんでしたが、最後にある女性に告げたのが
小児脳腫瘍の病名。
同じ病気で息子を亡くしたグリーフケアに従事する女性へ、心を開くことができたのです。
私の息子の病も同じような「脳幹橋膠種」でした。
まさか飛行機の中で号泣するとは思いませんでしたが、ふとしたことに心は救われる事があります。
救いとは何だろうなと、改めて考えた1年前の空の上でした。
来年もよろしくお願いいたします。
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