版画展【オアハカのグラバドーレス~La Fiesta de la vida】後編
1/30(土)より始まりました、版画展「オアハカのグラバドーレス」
販売のみだった小さなサイズの作品も全て並べて、計54作品の展示に相成りました。
版画の他に、セサル・チャベス作のTシャツやバッグ、版画バッジにステッカー。
アレク・デンプスター製作のオリジナルロテリア(カードゲーム)も
販売しております。
それでは監修を務めた北山さんのオンラインインタビュー記事の最終編になります。
-オアハカで暮らす版画家たちのライフスタイルについて
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-オアハカで活動する作家の主な収入は?
「アレクさん含め今回参加してくれる皆さんは現在は他に仕事はせず、主に製作だけで
生活しています」
-それは作品の販売で?
「アメリカのギャラリストが展示販売用にまとめて購入するのが、かなり大きな収入だと思います。」
「またオアハカは観光地なので、お土産に民芸品を買うような感じで
版画を購入する観光客もかなり多いですね」
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-そのような現象は観光ツアー会社などからのアプローチですか?
「そうではなく彼らも互助的な感じで活動しています。
オアハカのセントロにはおそらく10軒程の版画工房がありますが、
“Pasaporte Grafico” という名の工房を巡るツアーが人気で。
スタンプラリーなんかがあり、全部貯まると気に入った工房の作品を
割引価格で買えたり。」
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-それは今やオアハカの木版画というのが、一つのジャンルとして確立されている?
「そうかもしれないですね。シルクスクリーンで製作している人もいるのですが、
だいたいみんな木版で製作していますね。」
「最近は若いちょっとヤンチャな人がグラフィティ感覚で版画をやってる事も多いです。」
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-オアハカのセントロでは今回のような展覧会は頻繁に開催されますか?
「毎週どこかで各工房の展覧会はあります。また工房同士で派閥のようなものもあるみたいですが、そんな垣根を超えた作家同士の展覧会も多く開かれてますね。」
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–今回の「オアハカのグラバドーレス」の作家の組み合わせについては?
「アレクさんはメキシコシティ在住なので初めての組み合わせですが、オアハカの作家でいうと、セサル・チャベスがこの面子で展示するのは珍しいというか、今までなかったと思います。」
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-今回、この作家たちを選んだ理由は?
「私が個人的に好みでイチ推しの版画家たちです。
彼らの作品が好きで、見ていると単純にメキシコの日々を思い出します。」
「それに今コロナ禍で、観光客が激減して困っているはずなので、
お世話になった彼らに何か恩返しできることがあればと。」
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-最後に皆さん目標というか、目指しているところはなんでしょう?
「今回参加してくれた皆んなは、とにかく版画が好きでたぶんずっと
作り続けていくのだと思います。」
「他の国での展示や作品製作も興味はあると思いますが、拠点はやはり
オアハカになるのではないでしょうか。」
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以上、3回に渡って北山早智さんのインタビュー記事をご紹介いたしました。
関東、関西など2/7までだった緊急事態宣言がどうやら延長される見通しで、
なかなか積極的に来てくださいと言いにくいのですが……
店内は蜜にならず、防止対策に務めますのでぜひご来店ご来場くださいませ~。
コロナ禍の今、メキシコの力強い木版画に勇気付けられるかもしれません。
また家のインテリアが気になる方が多いはずですので、壁面を飾るアートとして
とても上質な作品ばかり。
2/15からはwebshopでも閲覧ご購入できるようにいたしますので、よろしくお願いいたします!
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