メキシコ買付けジャーナル’21 【6/13 チャムラのサン・アントニオ祭】

後部座席で横たわって寝ていたのを運転手に揺り起こされる。

午前5時、チアパス州都 トゥクスラ・グイテレス到着。

ここからシャトルバスに乗り換えサンクリストバルを目指す。

山を登っていく道から見える空は近い。

エコロジカルな木の家の看板。こんな家、メキシコで見たことない。

８時前にサンクリストバル到着。

セントロまで歩き、まずは予約したホステルに荷物だけ置かせてもらう。

チェックインできる時間まで早くも買い付けへ。

この街の地図は頭に叩き込まれている、というか分かりやすい。

このハーブと薬草売りの通りにチャムラ行きのシャトル乗り場がある。

全てグアテマラから仕入れているよう。

日曜のティアンギスがある日はシャトルもあっという間に満席になり

即出発。

車内の窓から見た景色。市場周辺は活気があります。

30分ほどで村の入り口へ。

なんだかいつもより人が多い気がする。

停まってる車の数も多い。

マヤ文化の木製仮面。カンクンなどのキンタナロー州やユカタン州の観光地でよく見かけますが

実はチアパスで生産されているのかもしれません。（未確認）

いや、本当に大混雑。日曜市は少し観光客がいるくらいでここまで賑わってはいない。

人に聞くと今日は聖アントニオのお祭りだとか。

そういや昨日アラソラに行った時も花火が上がっていて

イサイアス・ヒメネスに聞くとサン・アントニオのフィエスタがある日だと行っていた。

しかしここはサン・ファン・チャムラ…. 守護聖人はサンファンではないのか？？

とにかく６月13日は聖人アントニオの誕生日だそうです。

動物の扮装でぐるぐるキオスコ周囲を回る子供たち。に混じって酔っ払った私服の若者も….

午前中なのにこの有様。

当然メルカドの周りも教会の広場もいつもより屋台の数は多い。

トリートを子供達が追いかけると爆竹に火がつき始めた。

白い羊毛着はこの村の指導者、リーダーたち。

酔っ払った若者が突っかかっている。日頃から不満があるのだろうか…。

お祭りというのは基本的にどこの国も変わらなもんですね。

肝心の買い付けを進めていく。

チャムラの女性たちの民族衣装であるサテンのブラウス。

段々着るインディヘナも減ってきているそう。

微妙な大きさのひよこ？を売る屋台。

メルカドの入り口付近のアニマリートや民族服の屋台へ。

高くなったなぁ~。

一通り買い付けを終えてサンクロストバルへのシャトル乗り場へ。

大量のビニール袋の中身はコパル樹脂です。

儀式や祭壇、教会の中でも炊かれます。

戻る途中結構強い雨が降ってきた。

ベアトリス・アウロラさんの壁画。現在はスペイン在住だそうです。

通り雨だったようですぐ止んだが、それでもこの水溜りよ….

水捌けが悪いので雨が降ると大変です。

サンクリのセントロに着いて何か食べようとテクテク歩く。

見つけたのはビュッフェの看板

なかなか良い雰囲気の内装ですな。

一皿目。ミラネサとモレ。どちらも鶏肉。

追加料金二

２皿目。チレ・レジェーノ。

1日分の食事量。100ペソと少し高かったが、悪くない味だった。

宿に

宿に戻りチェックイン。

ドミトリーの上段ベッド….

しかし一泊 ７０ペソ(480円)である。

荷物だけ置いて再びセントロへ。

雨は止んだがかなり寒くなってきた。

目抜き通りであるレアル・デ・グアダルーペ通りへ。

サパティスタのアイテムを売る店も減ったなぁ〜。

サンクリでも影が薄くなったらEZLNはどうするのだろう？

買付のためサントドミンゴ広場へ行くも雨だから？もしくは日曜だからか

閉まってる店が多い。

寺院の周りの店は営業していた。

２００５年に出会ってからあまり風貌が変わってない

奇跡のマリア婆さんは昼寝中。

相変わらず原始的なアニマリートを作っている。

ビタミン補給にフルーツ。

サンクリはまだまだ物価が安い。１パック 15ペソ。

なんとかアニマリートや刺繍服、ハンモックバッグなど仕入れて

宿へ帰る。

高台になった裏通り。

夜は共用キッチンでインディオとフルーツ。

オーナーがフランス人だからかヨーロッパからの旅人が多い。

自分らの国はロックダウンしてるからなのか、

欧州の観光客がアメリカより多い印象を受ける。

追加のビールをすぐ近くのOXXOに買いに行くと

自転車に乗った少年にガンジャを買わないかと声をかけられる。

なんとこの量で30ペソ！！

安すぎるから質が悪いのかと思ったが、テラスで吸うといたって普通の葉っぱ。

重ね重ねサンクリは物価が安い……

長い1日、さすがに眠気が来て９時にベッド上段で就寝。