パペル・マチェ 張り子のお面と世界の仮面展
- 2016.12.05
- 新入荷 民芸品 フォークアート クラフト
奇天烈な張り子のお面が入荷しております。
「パペルマチェ=強い紙」と呼ばれる竹ヒゴで造った型に、
糊で固めた新聞紙を貼り付けて形成する技法。
子供用の玩具としての用途と、
カーニバルや農村の儀式で使用されるために作られたものもあります。

お面を含めフダス人形などの張り子は、メキシコシティとグアナファト州セラヤでたくさん作られています。
目の部分がすっぽり開いたロバ。
目の下に隙間があるネズミ。
目の部分が開いていないサメ。
などなどちょっとオカシイ感じのお面を集めてみました。
またセラヤ在住のヘススさんという作家さんのお面は、ワンランク上のテク&クレージーさ。
牙や着色など丁寧な仕事ですが、狂気に満ちた動物たちを作り出しております。
他にも種類がありますので〜

また死者の日の祭壇に使用する50cm以上の大きなガイコツお面もございます。
もう一ヶ月前になりますが、姫路市にある日本玩具博物館に行ってまいりました。
特別展示が「世界の仮面」ということで
興味津々。
仮面は古今東西どこでも作られてきたもので、国は違えど共通点は多いです。
アフリカは木と皮が素材のもの。
アジアになると紙の素材(張り子)が加わります。
やはり仮面といえばメキシコ。種類が豊富。
セラヤ製のシカ
ゲレーロのジャガーとグアテマラのジャガー。どちらも木製。
セラヤのサル、、、、、ではなく悪魔のようです。
老人や王様、宣教師などはカトリックの宗教儀式で使用されます。
右側、ゲレーロ州のシュロの葉の仮面は当店に2点在庫があったのですが、
売れちゃいました。
陶器の街メテペックの焼き物マスク。あまり見る機会がないです。
左のペイントは実にメテペックぽい。
しかし右側はデザインや色合いからゲレーロ州のもののような気が….
ウッドマスクになると幅広い。右の画像は麻黒いムーア人。
カトリックへの改宗劇でキリスト教信者として登場します。
左はメキシコのマヤ人、中央はグアテマラのうさぎ、右はキューバの??なんでしょう。
アメリカ南部のインディヘナの人形などの展示も。
これだけ年代物の仮面を見れる機会はメキシコ以外ではないので、
とても貴重なコレクション。
堪能&勉強させていただきました!
同時開催されていた「世界のクリスマス」展や常設展示も興味深かったので
また改めてご報告致します。
先日、日本人の曲だけ、いわゆる和モノのレコードだけでDJをする機会があったので、
何十年かぶりに聴いた中でびっくりしたのがこのTOMATOSの12inchの曲。
30年近い前の映像です。
誰でも踊ってしまうとはこのような音楽のことを言うのではないかと思いました。
完全なルンバロックです。
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